退職前と退職後の会社での手続きについて

退職前と退職後の会社での手続きについて

 

退職願と退職届

会社を辞めるとなるとまずは退職願を提出するなどして、会社側へ退職の意志を伝える必要があります。

会社によっては何か月前までに伝える必要があると言った規則があるかもしれませんから注意しましょう。

ちなみに退職願って口頭でも良いそうですが、これも会社によって違いがあるかもしれません。

退職届は何月何日付で退職すると決定してから出すものです。

私の場合は口頭で退職の意志を伝えて(ボソッと独り言のように言っただけですが、退職の方向へと流れていきました)、有給休暇を使い果たした日を退職日とすると決まったので、会社へ行った最終日に退職届を出しました。

退職願や退職届の書き方は退職願・退職届の正しい書き方を参考にしてください。

私の場合は各種の届を出す場合に用いられる用紙を使うことになっていて、その用紙に書いて提出しました。

退職すると決めた時には、まず就業規則を読み漁ってください

退職に関連する部分が必ずあります。

基本はこの就業規則通りに進めることになります。

なお退職がやむを得ない事情の場合には即時退職が認められています

給料を払ってくれない、セクハラにあった、長時間残業を強いてくるなどの場合ですね。(労働基準法第15条)

また会社が退職を認めてくれない、恫喝や脅迫してくるなども現実にはあるようです。

このような場合には勤め先を所管している労働基準監督署に相談してください。

労働基準監督署で効果がなければ労働局、そして最終的には裁判となります。

また残っている有給休暇を消化して退職することも権利として認められています。

会社へ返却するもの

退職する時には会社へ返却しなければいけないものがあります。

制服や作業服・社員証・名札・事務用品・備品・名刺・通勤定期券・健康保険証など

制服や作業服はクリーニングしてから返しましょう。

私はまっさらの制服が一式あったので、それをそのまま返しました。

健康保険証はコピーを取っておくことをお勧めします。

そして返却方法ですが、基本は会社へ持参ですね。

私は全て郵送で済ませちゃいましたけどね。

すぐに返却しても差し支えがないものは、最後の出社時で良いと思います。

健康保険証は有給休暇の消化が終わり、正式な退職日以降が良いですよ。

それと健康保険証は大事なものですから、郵送する場合は簡易書留などで送る方が良いと思います。

私は特定記録郵便で送りましたけどね、プラス160円と安いですから。

 

退職時に受け取るもの

退職時に会社から受け取るものがあります。

私の場合の流れで書いていきます。

最初に送られてきたものは

退職金申請書、退職所得の受給に関する申告書・退職所得申告などです。

退職金申請書退職所得の受給に関する申告書・退職所得申告書は退職金から所得税と住民税を源泉徴収するためのものです。

この書類を会社へ提出すれば、基本的に確定申告の必要はありません。

次に送られてきたのは

健康保険任意継続被保険者資格取得申請書雇用保険被保険者離職証明書

一般的には国民健康保険に加入すると思いますが、私は継続して会社の健康保険に入ることを選択しました。

継続医療での保険料と国民健康保険の保険料を比較したところ、継続医療でとどまる方が安かったためです。

ただし2年間しか加入できません。

国民健康保険の保険料はこちらのサイトで計算できます。

国民健康保険計算機

任意継続を選択しない場合には健康保険被保険者資格喪失証明書が送られてきます。

これを持って役所で国民健康保険の加入手続きを行うことになります。

なお配偶者や子供の健康保険に加入できれば、最も金額的には安く抑えられますよ。

収入など制限があります。

必要な書類は「退職証明書」「退職時の源泉徴収票」などです。

詳しくはお問い合わせください。

雇用保険被保険者離職証明書は会社が会社を管轄するハローワークへ提出するものです。

左面の過去6か月の収入や右面の離職理由に間違いがなければ、右下に署名捺印して送り返します。

右面の離職理由に異議がある場合などは、送り返す前にハローワークで相談してください。

 


画像引用http://kanagawa-hellowork.jsite.mhlw.go.jp

 

 

次に送られてきたのは

退職所得の源泉徴収票離職票1・2雇用保険被保険者証、任意継続保険証、保険料の振込用紙などです。

退職所得の源泉徴収票は退職金に対する所得税と住民税を徴収したことを表すものです。

離職票の1と2はハローワークへ求職の申し込みを行う際に持参します。

離職票の2は3枚複写の雇用保険被保険者離職証明書の1枚です。

 


画像引用https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_procedure.html

 

 

雇用保険被保険者証は小さな紙片です。

これも離職票とともにハローワークへ求職の申し込みを行う際に持参します。


画像引用https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_procedure.html

 

 

普通は退職日から1月以内に離職者と税務署に源泉徴収票を交付する義務があるとされているので、一緒に送られてこなければなりません。

私の場合は退職後5か月経過後の12月の末に送られてきました。

少しですが冬のボーナスが支給されたためです。

 

 

私の場合の退職前から退職後の流れについてでした。

 

 

 

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