昨年夏からバケツで飼育していたメダカ
昨年の夏までにベランダで屋外飼育しているメダカが産卵した卵を、バケツの中でふ化させて飼育を続けてきたメダカたち。
今回久しぶりにゾウリムシなど天然の餌を全く与えず、ちびっこ メダカ キンギョのエサと今年に入ってからはメダカの天然食
のみで育ててきました。
バケツは10Lほどの容量で砂利(珪砂)を敷き、アナカリスをこれでもかと大量に入れて中で飼育していました。
3か月ほどして2cmほどに成長した8匹の稚魚は屋外飼育の方へ移しましたが、それ以外のメダカはずっと屋内でバケツの中で飼われていました。
昨年屋外へ移したメダカ8匹のうち数匹は死んでしまいましたが、屋内のバケツに残ったメダカは1匹も死ぬことなく、ついに初夏を迎えました。
私自身が20匹くらいはバケツにいるだろうと思っていて、8~9Lの水量では狭すぎるのだがと思っていました。
屋外のメダカたちの産卵がすでに始まっているし、またバケツで稚魚を飼育しようと考えているので、現在バケツにいるメダカを屋外に移そうと考え、とりあえず小さめの容器にバケツのメダカを移しました。
20匹どころか40匹以上いました。
大きさは2.5cmから1.5cmほどとかなり小ぶりです。
たしかにゾウリムシなど自然のえさを一切与えなかったし、1匹1Lの水量もない場所で飼われていたわけですが、昨年秋以降1匹も死んでいないし、本当に元気に育ってくれました。
ゆっくり成長させたほうが長生きする
ゾウリムシやミジンコのほか植物性のプランクトン(グリーンウォーター)を与えるほうが成長が格段に早いですね。
私もゾウリムシを与えていてそれは実感しています。
人工のえさでも育つのですが、大きくなるのはゆっくりになります。
でも今までの経験から言うと、メダカでも金魚でも、人工のえさでゆっくり成長させたほうが長生きしています。
急激に大きく成長させると、その分寿命も早く迎える、というのが実感としてあります。
新しい品種を生み出すために懸命に掛け合わせておられる方々は、当然ですが早く成長してもらって早く産卵してもらわないと、新しい品種が生み出されるまでの時間がかかりすぎます。
でも一般の方で飼うことを楽しんでおられる場合は、そこまで成長速度に固執する必要はないと思います。
自然のえさのほかに高いえさを購入して与えて、早く成長する様子を見るのも楽しいと思います。
でも私は手軽に手に入る安いえさで、ゆっくりと成長していく様子を見るほうが楽しいし、少しでも長生きしてもらうほうが嬉しいですけどね。
メダカ1匹に水1L の呪縛
昨年から10L容量のバケツに砂利を入れて、水は8~9Lほどの極悪環境で約40匹のメダカを飼ってきました。
自分では20匹ほどと思っていたけど、それでも水量が少なすぎる・・・
エアレーションなんて無いし、フィルターも無い。
入っているのはメダカが泳ぐスペースに困るほどの大量のアナカリスだけ。
水換えというより、底に溜まったフンなどのゴミをスポイトで吸い取って、減った分の水を足していくのが基本。
(稚魚のうちは水替えの量は少なく(5分の1くらい)、成長すれば通常通り3分の1の水替え)
ゴミの吸出し(水替え)は1週間から10日に1度はしていましたが。
こんな環境でもメダカを死なせずに飼うことができました。
ということは
あまりにもメダカ1匹に水1Lに固執する必要はないのかなと、今回思いました。
もちろんたっぷりの水の中でメダカを飼うほうが、水の傷みも少なくて済むし、メダカにとっては快適な環境で暮らせるわけだから絶対に良い。
でも飼う前から大きな入れ物(水槽など)、フィルター、砂利、水草、エサといった道具類にお金がかかるし、置く場所も困る・・・なんてあまり考えなくてもいいのではないかと改めて思いました。
100円ショップの大き目のバケツ(私はキャンドゥで10Lの物を購入)、鉛巻のアナカリス1束、砂利(1Kgもあれば十分)、水は水道水をくんで半日ほど太陽に当てれば良い。
エサはちびっこ メダカ キンギョのエサ1袋とメダカの天然食
1つで1年は持ちますから。
まずはメダカを飼うことから始め、少しずつ容器を大きくしたり、水草の種類を増やしたり、砂利をソイルに変えてみたりで良いと思います。
私はあまり変えずにバケツ・アナカリス・安いえさで飼っていますけどね。