なかなか書く気になれなかった
市区町村役場の福祉関係から送られてきた「障害福祉サービスの更新手続きについて」「訓練等給付費支給申請書」「セルフプラン届出書」「セルフプラン」
中でもセルフプランについては今後1年間でどのようなサービスを望み、サービスを受ける者(うちの場合は23歳の男子)にどのようなってほしいのか、どのような期待を抱いているのかなど、思うところを書き綴るようになっています。
ほかにも書くことはあるんですけどね、日常の様子など。
でも私も妻も、2年前に実質クビになった就労継続支援施設B型事業所に対する怒りや恐怖心など、いろいろな思いがってセルフプランに書き綴っていくのを躊躇わせていました。
実際のところ近いうちに事業所へ通うことはないから放置でもいいかなとは思いましたが、出さなければ福祉課の担当者が気を使って連絡してくるでしょうし。
まぁ今月末が〆切となっていたので、間に合うように書くことにしました。
かなり気持ちを抑えて書いた妻
「もう2年前のような悔しい思いはしたくない」
それが私や妻の本音です。
そして
「あんな馬鹿にされるようならば、もう就労継続支援事業所なんて行きたくない」
本当はこう書くつもりだった妻ですが、気持ちを抑えてとどまりました。
書いても無駄だからです。
2年前に事業所を辞めた時のほか、それ以前にも福祉課の担当の方にこの事業所のことについて訴えてきました。
福祉課の担当者も
「あの事業所さんは毎年のようにトラブルが起こっていて、これまでにも何度も会議の席上で問題提起はしているのですが・・・」
事業所の担当者と福祉課の担当者が一堂に会する際にも注意喚起を行っているそうですが、一向に良くならないという口ぶりでした。
そんな事業所なのになぜ毎年養護学校から生徒をとるのだろう、養護学校もそんな事実を知っているはずなのになぜ生徒を送り込むのだろう。
いろいろなことが頭をよぎります。
もちろん良い事業所もあるとは思います。
でも嫌な思いを払拭することはできていません。
「2年前のように一方的に悪者扱いされた経験から、もうしばらく家にいさせようと思います」
妻はかなり抑えてセルフプランにこう書きこみました。
理解ができるのならば事業所へは行かないよ
23歳の男子は知的障害があり、療育手帳はB1の判定を受けています。
だからといって特別扱いしてほしいなんて思ったことはなく、家でもかなり厳しく接しています。
他人に迷惑をかけないようにするため
でもどうしても理解できないことってあるのです。
「〇〇へ行って××をして、終わったら△△して」
このような複数のお願いは理解できず、最後に聞いた△△だけしか頭に残りません。
こういったことも養護学校や事業所には話していたのですが、残念ながら理解してもらえず。
「なぜ先に××をしないの?△△はその後でしょ!」
こう言われて養護学校では落ち込み、事業所からは泣いて帰ってくることもしばしばでした。
見た目はあまり知的障害を持っているように思えず、理解していなくても元気よく「はい」と返事しちゃうのです。
養護学校でも他の保護者の方からは
「しっかりしていてイイね」
と言われるほどでした。
中途半端だからダメなんだ
中途半端だから誰も理解してくれないんだ
でも理解なんてしないんだよ。
言葉をきちんと理解できないから普通に就職することが困難、だから仕方がなく事業所へ通わせていたんだ。
理解できておれば単純作業の工場などへ行かせているよ。