知的障害を持った息子
最近ほとんど触れることがなかった、現在23歳の知的障害を持った息子（以下 男子と記します）の話です。
就労継続支援B型事業所を辞めたというか追い出されたのが2019年8月ですから、もう1年8か月になります。
この間には現在高3になった息子のいじめの問題によって、男子のことをほぼ放置しているような状況が続きました。
少し落ち着いてきたこともあるし、またどこかの事業所にお世話になるほうが良いだろうと思うのですが、肝心の男子が事業所へ行くことを拒みます。
自閉傾向もある男子ですので、基本的に現状維持を好みます。
今ではほぼ毎日のルーティンが定まっていますから、このルーティンを崩すことになる事業所での作業はどうしても拒否しちゃうのです。
私や妻の本音でいうと、現状でずっと家の中にいる状態が続くのはよくないし、やっぱり外に出てもらうことも必要。
だからといって一人で外出させるわけにもいかないから、やっぱり事業所などのお世話にならざるを得ない。
しかし一昨年まで通っていた就労継続支援B型事業所のような、入所前と入所後の言い分や態度が180度違うような所に行くくらいならば、家でいてもらうほうが絶対に良い。
就労継続支援B型事業所なのに利益ばかり追求し、シフトを組んで“勤務”させるし、おまけに忙しいからとこちらに断りもなく残業させちゃうし。
ホントに最悪な事業所でしたから。
なので頭の中ではやはり外に出るほうが良いと思う反面、あんなにひどい事業所へ行かせてしまったことから、家でノンビリと好きなことをして暮らしていくのもそれはそれで良いのではないか。
もちろんそんなにひどい事業所ばかりではないハズですけど、ちょっと怖さを感じている面もあるのです。
ホントに23歳？
生後3か月にもならない時に前歯がはえたり、小学生の頃にはおじさんのような体毛に覆われるなど、とにかく成長と言う面では普通より何倍も速早い男子。
そんな男子はここ1～2年で加齢臭がホントにひどくなってきた。
自分では分からないので妻に聞いてみたのですが、私の加齢臭はまだかわいいものだそうで男子とはレベルがまったく違う。
男子が日ごろ寛いでいる部屋は、男子の加齢臭が充満してホントに臭い。
置き型ファ〇リーズを2個置いてしのいでいるのですが、男子が朝起きてきた時の部屋の匂いが・・・
真冬でも1時間くらいは換気のために窓を開け放たないと、とてもではないけど臭くて部屋にいることができません。
置き型ファ〇リーズも4～5日くらいは頑張って消臭してくれているんだけど、1週間ほど経ったころには置き型ファ〇リーズが負けてしまって。
それで強力な消臭スプレー
を布団やカーテンをはじめ、畳にも吹きかけています。
今のところ加齢臭を消す手段としてはこの強力な消臭スプレーがもっとも効果的だと思うので。
加齢臭以外にも口臭がかなりきついことが気になり、最近は薬用歯磨きの「生葉」を使っています。
男子は右上の糸切り歯（犬歯）あたりを磨くのが嫌なようで、自分ではその辺りに歯ブラシが当たらないような磨き方しかしません。
その糸切り歯周辺の歯茎が黒っぽく変色していて、どうもそこから口臭が発生しているようなのです。
で、ここ1年ほどは妻が男子の歯磨きをしています。
その姿は2～3歳の子供ですよ。
でも自分できちんと磨けない以上は仕方がないし。
ホントに23歳なの？って感じなんですよ。
行動はすべて周期的
基本的にいつもと同じ行動をすると安心する男子なのですが、6か月から1年周期くらいで別の行動を始めます。
少し前まではアンパンマンと競馬中継を楽しみにしていたのですが、最近は久しぶりに音楽を聴いて踊りたおしています。
踊っている感じからするとロックでも聞いているような暴れ方なのですが、聞いている曲は山下達郎・松任谷由実・竹内まりや・・・
なぜこの方たちの曲であんなに激しく踊れるのかが不思議なのですが、まぁ本人がノリノリなのでいいのかなぁ（笑）
それとテレビのdボタンを押すと表示されるテレビ番組の詳細を見るのが好きなのは相変わらずなのですが、1年半ぶりにその表示を紙に書き写す作業を始めました。
A4サイズかB5サイズの紙を1/4に切って、小さな字でボールペンで書き込んでいきます。
何が面白いのかは私にはまったく理解できませんが、養護学校の中等部に通っていたころからこの作業を繰り返し行っています。
漢字のドリルだと嫌がって開きもしませんが、この作業のおかげで漢字はかなり覚えられるようです。
とは言っても、就労継続支援事業所でいいから働いてもらわないと先々困るしね。
障害年金は受給しているけど、それだけでこの先生活していくのは無理ですし。
ホントに頭が痛いです。
