エサへの反応が落ちてくる
10月の末と9月の末とでは、メダカのエサへの反応が明らかに違ってきます。
うちで飼っているメダカは採集したものとその子供たちのみで、売られているメダカとは違って人への警戒心が強い。
エサをパラパラっと与えても、人がいる間はエサに近付こうとはあまりしません。
それでも暖かい季節は待ちきれないメダカは人がいたって関係なくパクパク。
その様子を見てソーっと近づいてパクっと食べて、すぐに底の方へと隠れていくメダカもいるという感じなのですが、10月の末になってくると人がいる間はエサに近付こうとしなくなります。
まるでメダカなんて1匹もいない感じがするほど。
息を凝らして静かに見ていると、そのうち2~3匹の先遣隊が様子を見ながらむしゃむしゃという感じでエサを食べて、その様子でいまは人がいないと判断するのか他のメダカたちも水面まで上がってきます。
でも9月末と比べると、食べるエサの量は2割ほど減っているって感じです。
すでに調子を落としているメダカが
朝晩が急に寒くなる今の時期、メダカたちの中にも調子を落とす個体がどうしても出てきます。
たとえば人が近付いてもサッと隠れることができないメダカ。
元気のよいメダカは水草の影や底に沈めているブロックの空間に逃げ隠れるものです。
ところが調子を落としてくると、ワンテンポもツーテンポも隠れるのが遅くなるのです。
姿を人にはっきりと見せてしまうメダカはやや調子を落としている、そんな気がします。
ただもっと調子を落としてくると、底の方でじっとして浮上してこなかったり、逆に水面近くにずっといたりしますけども。
調子を落としているだけではなく、もともと弱い個体なのかもしれません。
採集したメダカとその子孫たちのみですし、特に選別することなく飼っていますから、弱い個体だったり背骨が曲がっていたりする個体もそのままにしています。
強い個体に先にエサをたくさん食べられて、弱い個体には十分エサが回ってこない、そういうこともやっぱりあるでしょう。
落ちていくメダカはかわいそうだけど
メダカを初めて飼ったのは小学3~4年生の頃だったかな。
金魚はその前から飼っていたし、40年以上金魚かメダカのどちらかを飼っていることになります。
その間には相当な数の金魚やメダカを死なせてきましたし、その多くの原因は飼い方が下手だからです。
最初なんて水道水にハイポも入れずに水槽の水をすべて交換なんていう、今考えたら無茶苦茶なこともしていましたしね。
ずっと金魚やメダカを飼い続けて今に至っているわけですが、それでもいまだに死なせてしまうメダカはそこそこいます。
ホントにかわいそうだと思いますよ。
私の飼い方に何か問題があるのかなと考え、今でもどのような方法が良い飼い方なのかを調べたり考えたりしながら実践していますから。
こうすればよい!
と断言できるような飼い方は存在しないと思っています。
いくら頑張っても100点の飼い方はないと思います。
でも80点とか90点を目指すことはできるだろうと思っています。
自然の下で生きているメダカたちだって、100点の環境で生活はしていないでしょうから。
高いお金を払って購入したメダカが落ちていくのは、ホントに複雑な気分にありますよね。
でも個体の強さ弱さはどうしてもありますし、飼い主がいくら頑張ってもどうしようもないこともあります。
今からどんどん寒くなっていくと、寒さに耐えきれずに春を迎えられない個体が多数出るかもしれません。
それも自然の摂理だし、仕方がないことじゃないかな。
うちのメダカのなかで、すでに隠れるのがワンテンポツーテンポ遅れる個体は、春を迎えることができないかもしれません。
かわいそうだけど人間のように手厚い治療が受けられるわけでもないので、一生懸命に生きようとするメダカを応援してあげる。
それだけでいいのかなと。。。