練習は6月になってから
今年の1月に水泳部の同級生からのイジメがあったことが発覚し、なおかつ発覚後は学校の水泳部顧問によるあり得ない言動が原因で学校へもスイミングスクールへも通えない状態が続いていました。
水泳の推薦によって入学したものの、水泳部を辞めたからと言って学校を辞める必要はないという校長や理事長からの言葉もあり、2年生からは推薦の人ばかりのクラスから普通のクラスへと変わりました。
新型コロナウイルスの感染防止の観点からすべての学校の休校措置や緊急事態宣言の発出により、6月中旬までZOOMによるweb授業が行われていました。
1月から1年生最後の3月末までほとんど学校へは通えない状態だったので、我が子にとってはweb授業で良かったと思っています。
スイミングスクールも同様に1月からはほとんど通うことができない状態が続く中、一般の学校の休校措置や緊急事態宣言に合わせる形でスイミングも休校措置に。
我が子以外の選手はドライランド(いわゆる筋トレです)をコーチからのオンラインによる指導で行うなど、体力の維持につなげることを行っていたわけですが、我が子は正直言って目が死んだ状態でぼーっと過ごすだけでした。
もう水泳はやめるだろう
そんな風に思っていました。
でも丸5か月間完全に水泳から離れていたわけですが、6月からスイミングスクールへ通うようになりました。
学校へもスイミングへも付き添って
1年生の3学期は早退した日を含めても約10日しか学校へ通えませんでした。
家をなんとか出たとしても、ひどいめまいというか立ちくらみというか、足が棒のような状態になって歩けなくなるのです。
何度かは階段から転げ落ちそうになったことも。
それが怖いから再開した学校へは妻が、再開したスイミングへは私が付き添って行くことに。
でも水泳部という呪縛から解き放たれた我が子は、少しずつ学校やスイミングスクールへ向かう足元が力強くなっていきました。
それとともに、昨年夏ごろから笑顔や冗談が消えていた我が子に、中学時代のような言葉が戻ってきました。
年頃だから親と話をしたくなかったのだろう
そう思っていた私と妻は、我が子の変化に気づきながらもそれがイジメだったとは分からなかったのです。
久々の水泳の試合
先日昨年12月以来の水泳の試合に参加しました。
全国大会に出るようなレベルの選手は出ることができない、そんな大会です。
昨年のタイムから言えばもう少し上の試合にも出ることができるのですが、5か月間も練習も筋トレも何もしていなかったこと。
それにイジメてきた人が上の試合には出ていること。
そんな理由から下のレベルの試合に出ることをスイミングのコーチが決めたのでした。
ちなみにイジメてきたその生徒は退学処分になっています。
試合の結果は中学3年生当時のタイム並み。
ただ昨年1年間は本人は本当に悩み苦しんでタイムはほとんど伸びていませんでした。
今回はいっぱい背負っていた重荷をおろして泳げたためか、試合後はすっきりとした笑顔を見せていました。
まだまだ不安定になることがあります。
それだけ大きな傷を負ったからです。
信用していた生徒に裏切られたこと、そして心無い鬼畜のような言葉でさらに追い込んだ水泳部顧問。
おそらくは10年たっても20年たっても心の傷が完全に癒えることはないでしょう。
でも少しずつ自分の足で進むことができるようになった我が子。
でもまだまだ支えてあげないと・・・