真冬のメダカにエサは与えない?
このところメダカのことを全く書いていませんでした。
冬になるとメダカはほとんど動かなくなり、底のほうでじっと寒さを耐えるようになるので、泳いでいる様子をただボーっと眺めるのが好きな私にとってはあまり楽しくない季節なんですよね。
うちのメダカは採集したものとその子孫だけですから野生の血が濃いわけですが、エサを与えたとしてもやはり人間を警戒しますので人影を感じたらすっと底へ潜っていきます。
それでも静かにしていればそーっと上層に浮上してきてエサを食べたり、日光を浴びるように漂ったりするのですが、寒くなってくるとまず浮上することはありません。
下手にエサを与えてしまうと、メダカたちは一切エサを食べずに水を汚すだけになってしまうのです。
ただ冬の間でも天気が良い日にはメダカが浮上していることがあります。
そういう時にだけ通常の半分から3分の1くらいのエサを与えてみると、本当にゆっくりと食べることがあります。
量を減らしてはいるもののそれでも食べ残しが出ますので、まめに残ったエサを取り除きます。
でも実際のところ冬の間にエサを一切与えなくても、メダカが全滅するようなことはないようですね。
弱い個体は寒さで☆になってしまいますが、それはそれで仕方がないのかもしれないです。。。
メダカは冬の間は一切何も食べない?
メダカは熊と違って完全な冬眠状態ではないようです。
熊は冬眠の間は一切何も食べず、秋に大量に食べて脂肪を貯えて冬を乗り切るそうです。
冬の間は何も食べないから糞尿も一切排出しないとか。
メダカは冬に備えて秋に大食いなんてしませんから、生命を維持するのに最低限のエサは必要です。
つまり冬の間もメダカはごく少量のエサを食べる必要があるのです。
水中のプランクトン類や藻などを食べて冬が過ぎ去るのを待っているのでしょうね。
メダカ飼育に長けている人などは、越冬用にグリーンウォーターを用意するとか。
グリーンウォーターとは植物性プランクトンが大量にいて緑色に見える水のことで、稚魚飼育の際にもよく利用されています。
エサの中を泳いでいる状態なのですから、たしかにいつでも必要な量のエサを食べることができるので理想的な越冬条件なのかもしれないです。
私は真冬にもゾウリムシ
グリーンウォーターをわざわざ作るのも面倒だし。
稚魚飼育のために増殖させているゾウリムシが家にいるし。
っていうことで、私は越冬用の餌としてゾウリムシを与えています。
ゾウリムシは昨年の1月にもらったのですが、約2年間植え継いでおります。
何もせずに放っておけばゾウリムシも死滅してしまうわけですがそれはもったいない。
どうせ植え継ぐのだから少量を冬の間にも与えてあげればちょうどいいエサになるだろう。
なにせ生まれたばかりの稚魚が食べるエサなのですから、成魚のメダカのお腹にも優しいだろう。
真冬になるとゾウリムシの増殖スピードは当然落ちますが、メダカもそれほどたくさんのエサは必要ないからちょうどいい塩梅なんです。
ただ昨冬は数日おきに培養液ごとゾウリムシを1Lほど与えていましたが、今シーズンは約60Lの屋外容器に対して2~3日おきにゾウリムシを300ml与えるようにしています。
培養液に含まれるあの臭いニオイの元であるアンモニアなどをあまり容器に入れたくないからです。
アンモニアはメダカにとってかなり有害で死に直結することも。
うちではアナカリスとアマゾンフロッグビットという水草を入れていますが、これらは低水温下では枯れてしまうか成長が止まるかといった状態になりますから、アンモニアを吸収する能力も低いだろうと思うからです。