警察の前を通るから
先日療育手帳を受け取り、これでようやく我が家の22歳の男子も落ち着くだろうと思っていたのですが、いまだに落ち着きません。
歩いて3分ほどのスーパーへの買い物にはついて行くのですが、も少し離れたスーパーへ散歩がてら連れていこうとすると猛烈に拒否されます。
本人に聞いてみると
「警察の前を通るから」
少し離れたスーパーへは行きたくないのだそうです。
たしかにそのスーパーへ行くには警察署か交番の前を通らないといけないのですが。
逮捕されるとか、刑務所へ行かされるとか、逮捕状を送ってきたら困るとか、知的障害厚生相談所での判定の案内の手紙以降ずっとそんなことを言い続けているのです。
怯えて外出を嫌がる
就労継続支援B型事業所を辞めて(辞めるように持って行かれて)3か月になります。
この間ほとんど毎日を家の中で過ごしているわけですが、今のところ新しい事業所へ行きたいという気持ちは20%くらいしかないみたいです。
たまに
「これからどうなるんだろう・・・」
「来週はどこの事業へ行けばいいんだろう・・・」
ということを口にするのですが、じゃあどこかの事業所の見学に行こうかと言うと
「行きたくない」
「外に出たくない」
「逮捕されるかもしれない」
このままだと引きこもりになりそうで、どうしたものかと思案しています。
女性問題
しかし私も妻も事業所へ行って、また同じようなことにならないのかという不安感も大きい。
知的障害があるとは言っても22歳の男ですから、女性に興味を持つのは自然な事でもあるわけです。
ただ我が家の男子の場合はどのようにアプローチをして、どのように進展させていけば良いのかということが全く頭の中にはありません。
養護学校で同じクラスの女子に旅行のお土産をもらったりすると、それだけで仲が良いのを通り越して付き合っている、そして将来は結婚する相手だと思ってしまうみたい。
「僕は〇〇さんと結婚することになりました!」
と同じ事業所に通っていたのですが、みんなの前で宣言したりしました。
別の学年の女子だけど、学校の廊下で1~2回話したことがあるだけで知り合いだし相手も気があると思いこむのか、別の事業所に通っているのにバス停で声をかけたとか。
事業所でキスを迫ったのもやはり同じ養護学校に通っていた女子だったみたいですから、新しい事業所に通い始めるのは良いけど、当然同じ養護学校に通っていた女子がいるでしょうからまた同じようなトラブルにならないのだろうか・・・
そんな心配と不安感が大きいのです。
B型事業所の見学も困難
実は何度か事業所の見学を申し込みたくて電話をしているのですが、名前を言うと断れることが続いています。
どのような業界でもある程度は横の繋がりがあるでしょうから、我が家の男子がやったことが広まっているんじゃないか。
そんな心配も実はあるのです。
どこの事業所だって問題行動がある人を受け入れようとは思わないでしょうから。
今この記事を書いている最中に家の電話が鳴ったのですが、我が家の男子が部屋から飛び出してきて
「どこからの電話?何の電話?警察?」
としつこく聞いてきました。
事業所の見学の前に、今我が家の男子が持っている不安感を取り除かないとどうしようもない。。。