大きなボトルから小さなボトルへ
最近まったくゾウリムシの話題について書いていませんでしたが、メダカの稚魚たちの貴重な生餌になるゾウリムシはこの夏も順調に増え続けてくれました。
夏の間は暑さ対策として1.5Lのペットボトルに移して増やしておりました。
500mlのペットボトルは、バケツとベランダ簡易ビオトープの稚魚たちに与えるのにちょうどいい使いきりサイズなのですが、あまり高温が続いた場合には小さな容器だと増殖しないどころか減少することがあります。
おそらく小さなペットボトルだと気温がもろに影響して高水温になってしまい、ゾウリムシの増殖に影響が出るのだと考えています。
でもそろそろ猛暑日になるような暑さは減るでしょうし、実際このところ幾分は涼しくなってきているので、ゾウリムシを500mlのペットボトルに移し替えました。
増殖にはエビオス錠が簡単で便利
私はゾウリムシの増殖にはエビオス錠を使っています。
1.5Lのペットボトルの時は2錠、500mlのペットボトルの時は1錠入れています。
500mlのペットボトルの場合は、10Lバケツのメダカ稚魚には50mlくらい、60Lのベランダビオトープの稚魚たちには350mlを与えています。
残った100mlに水道水を400ml加えてエビオスを入れて植え継ぎ完了です。
何度か書いていますが、水道水は蛇口から直接入れておりカルキ抜きなどは行っていません。
ゾウリムシは水道水程度の塩素ならば問題なく増殖しますし、植え継いでから5~7日ほど経ってからメダカに与えるので塩素は自然に抜けており、メダカに与えても何の問題もありません。
稚魚にたくさんゾウリムシを与えない理由
これも以前に書いているのですが・・・
ゾウリムシの培養液って卵が腐ったような、小学校のカピカピで臭くなった雑巾のようなニオイというか、硫黄のニオイというか・・・とにかく臭いです。
このニオイの元ってアンモニアが主らしいのです。
アンモニアを大量にメダカがいる容器へ入れると、メダカは相当なダメージを受けるそうです。
以前私は
“いっぱいゾウリムシを食べて大きく育て♪”
と小さな容器に大量のゾウリムシを与えていたため、稚魚たちは自分の尾を追いかけるようにくるくる回りだし、数日後にはどんどん死んでしまったことがあります。
アンモニア中毒だったのだろうと思います。
なので今では10Lバケツにはゾウリムシを50mlまで、60Lの容器にはゾウリムシは350mlまでに制限して与えています。
もちろんゾウリムシだけを取り出して与えるのならば問題はないのですが、毎日ゾウリムシだけを培養液から分離して与えるのはさすがに面倒ですから。
ちなみに分離というか抽出の方法はゾウリムシを培養液から分離・採集するに分かりやすく書かれていますので、あの臭い培養液をメダカの容器に入れるのは抵抗があるという人は参考にどうぞ。