手作りろ過装置だけど効果は意外に高い
Amazonで購入したソーラーパネルが付属したウォーターポンプ。
この商品は充電の機能がありませんので日中のみ稼働しています。
しかし少々の曇り空程度ならば問題なく水を吸い上げていますので、電源が取れないベランダなどでメダカの屋外飼育を楽しむ場合にはなかなか有効な商品です。
しかし先日の台風が襲来する前に、このポンプを使用した自家製のろ過装置は外しました。
小さなポンプではあるのですが、想像以上にベランダ簡易ビオトープ内の水をきれいに保ってくれています。
ごみを完全に吸い取るほどの能力はないけど。
屋外飼育でもろ過装置は必要だと認識はしているのですが、先日ポンプのお手入れをしたときにかなり気になることがあったからです。
ビオトープ内では稚魚が育たない
昨年はビオトープから移動した水草に卵が付いていてその分はバケツで育てのですが、それ以外の稚魚は成魚が入っているビオトープにそのまま入れておきました。
成魚と一緒だったのですが、意外にたくさんの稚魚が大きく育ってくれました。
おそらくアマゾンフロッグビットなど水草をたくさん入れていたので、その物陰に隠れることで成魚に咥えられて死んじゃうことが少なかったからだと思います。
しかし今年はビオトープ内で卵からふ化はするものの、針子より少し大きくなった程度のメダカしか見当たりません。
大量のアナカリスが入った10Lバケツの中ではメダカはすくすく育ち、何匹かはビオトープに移したのとは対照的です。
昨年と同じようにアマゾンフロッグビットは大量に浮かんでいるので、隠れる場所はたくさんあるのに。
昨年は成魚の数が極端に少なかったのに対し、今年はそこそこの数が入っているから稚魚が成魚に咥えられて食べられて・・・と思っていました。
でも違ったのです。
原因はポンプでした。
いつもはポンプに巻いたウールを即捨てて交換するだけなのですが、先日は何気に汚れたウールを観察しました。
汚れたウールに絡みつく小さな小さなメダカの稚魚。
そればかりか、バケツから移した今年生まれのメダカもウールに絡みついていたり、水草に引っ掛かるようにして・・・
小さなポンプだからと安心していたのがダメだったようで、やはりメダカの稚魚にはポンプは大敵のようです。
流れも緩やかだと思っていたのですが、小さなメダカには負担だったのかもしれません。
少し大きくなった稚魚がたくさん泳いでいる!
自家製ろ過装置&ポンプを取り外して10日が過ぎました。
1.5㎝ほどに成長した稚魚や針子を脱したくらいの小さな稚魚が水面を泳いでいます。
取り外す前はアマゾンフロッグビットをかき分けないと稚魚の姿を見ることができませんでしたから、稚魚たちにとってはポンプによる吸い込みやろ過装置から流れ出る水流って敵だったようですね。
屋内で飼っているときは、稚魚にとって流れは大敵だと認識していたのに。。。
バケツからビオトープへ移したメダカは2㎝位に成長はしていたけど、まだまだポンプの吸い込みや水流には勝てなかったのでしょうね。
卵や稚魚はすべて別の容器で飼うのならば、屋外飼育におけるろ過装置は有用です。
でも成魚と一緒に泳ぐ稚魚の姿を見るとなると、ポンプやろ過装置は設置しないほうが良いですね。