メダカ稚魚の育て方・水替え・エサ

シェアする




メダカを数匹飼っていて、オスとメスがそれぞれ1匹以上いればほぼ確実に卵を産みます。
水草だけではなくあちこちに産み付けますし、意外と多くの卵が底に沈んでいたりします。
卵を発見すれば孵化させてみたい、そして稚魚を育ててみたいと思いますよね。
水槽の水草にメダカの卵が付いているのを発見し、大した知識もないまま孵化させようと思い立ったのはもう10年以上昔のことです。

しかし

せっかく孵化した稚魚たちを全滅させてしまったことも何度かあります。
たくさんの失敗の中から学んできたことと、最近になって知ったことを織り交ぜながらメダカの稚魚の育て方を書いてみます。

大きめの容器のほうが良い

よく言われることですが、大きめの容器のほうが水の汚れによる稚魚への影響が小さいです。水の汚れは稚魚のフン、食べ残したエサが主な原因です。
ですのでできるだけ大きめの容器で飼育します。

私は今は100均で購入したやや小ぶりなバケツ(容量10L)で飼育しています。

100均で購入できるものとしては、3~5Lの容量があるタッパーもいいですね。
室内でメダカの稚魚を飼育するときに愛用しています。

小さい容器で稚魚を育てることももちろん可能です。
小さいが故に水温が変化しやすい点や、水が汚れやすい点に注意しておれば問題ないですよ。

エサは少量を数回に分けて

これもよく言われることですが、一度にたくさんのエサを与えてしまうと稚魚たちが食べきれずに残ってしまい、やがて底に沈んでいってゴミとなり飼育水が汚れる原因になります。
理想は少量ずつ5回に分けて・・・などと言われますが、毎日5回もエサを与えているヒマなんてなかなかありませんよね。

私は1日に2回与えています。

つまようじをエサの中に突き刺してエサをのっけます。
そのつまようじを軽くはたいてエサを少し戻し、つまようじに残ったエサを稚魚に与えるという感じです。
稚魚の量にもよりますが、これを1回のエサやりで2~4回程度行っています。

エサは成魚用のものをすり潰してもよいのですが、パウダー状の稚魚用エサを与えるのが楽ですよ。
私はコメット 赤ちゃんのエサ キョーリン ちびっこメダカのエサといった安価なものをずっと使用しています。

グリーンウォーターやゾウリムシは必要?

グリーンウォーターとは植物プランクトンによって飼育水が緑色になったものを言い、この植物プランクトンが稚魚のエサになります。
またゾウリムシは動物プランクトンで、こちらも同じように稚魚のエサになります。

グリーンウォーターにしろゾウリムシにしろ、稚魚を育てていくうえで必ず必要なものではありません。
動植物プランクトンが稚魚にとって栄養価の高いエサであることは間違いありませんが、市販の稚魚用のエサで十分成魚にまで大きくすることができます。
また屋外で稚魚を育てていると自然に飼育水が緑がかってきますので、わざわざグリーンウォーターを作る必要はないと思います。

それに

濃いグリーンウォーターになってくると、稚魚の様子が見づらくなるという点がデメリットになります。
せっかく育てているのに見れないのってさみしいですよ。

私はゾウリムシも与えていますが、あくまでメインのエサは市販のものです。
ゾウリムシ自体はたくさん与えても稚魚に害はないのですが、ゾウリムシの培養液はかなりのアンモニア濃度であり、このアンモニアが稚魚に与える影響が大きいのです。
私はゾウリムシを培養液ごと与えていますが、以前毎日大量に与えたことで稚魚が全滅したことがあります。
なので今は、容量10Lのバケツで与えるゾウリムシの量は1日に50mL程度に抑えています。

広告

水草を大量に

私はメダカや金魚の稚魚を育てるときには、容器内を水草でいっぱいにしています。
水草は必ずアナカリスで、10Lのバケツに2束入れて泳ぐスペースがないくらいにしています。
稚魚にとって水草は隠れる場所になるなど、落ち着いて生活してもらうために必須のものだと考えています。

そしてアナカリスを選ぶ理由ですが、安価で容易に増やすことができる点と、稚魚が死亡する率を下げられていると感じるからです。
3坪ファームで魚と虫を愛でる : 水草(アナカリス)の力 おそるべし!という記事を10年ほど前に見つけてからずっと実践している飼育法で、この方法の効果はかなり高いと思っています。

稚魚の水替え

稚魚が入った容器の水替えはかなり気を使います。
最も気を遣うのは、稚魚を誤って吸い出してしまわないかという点ですね。
ほかにも勢いよく水を継ぎ足さないなど、稚魚ならではの気の使い方がありますからね。

私は今はスポイトで底に溜まったゴミと一緒に吸い込んでいます。
吸い込んだ水を他の容器に入れて、稚魚が混じっていないかをチェックしながらの作業になります。

今は週に一度、一回に1Lほどの水を底のゴミとともに吸い出しています。
そして継ぎ足す水は、ペットボトルに水道水を入れて一日以上日光に当てて塩素・カルキを抜いた水を使います。
ペットボトルの蓋は密閉して日光に当てています。
蓋を開けていなくても日光に一日以上当てておれば、水道水中の塩素分はすっかり抜けていますよ。

日光に当てて塩素・カルキを抜くことができなければ、市販のカルキ抜きを使います。
おすすめはエーハイム フォーインワン(4in1)です。

稚魚が入った飼育水を混ぜないこと

何度か失敗したことがあるのですが・・・

底に溜まったゴミだけをすくいとろうと水草をすべて取り出しました。
水草の枯れた葉っぱなどとともに、稚魚のフンや沈んだ残りエサを小さな網ですくいます。
網ですくうときにはどうしても網に入らなかったゴミが舞ってしまいますが仕方ないかな。
底のゴミがほぼ確認できなくなったので水草を元に戻しました。

翌朝

孵化したばかりの針子から1㎝くらいに育った稚魚まで、容器内にいた稚魚のおよそ半分が死んでいました。
底に溜まっていたゴミが舞い上がって飼育水全体に行き渡ってしまった。
網ですくっていたことで強い水流ができてしまった。
などが死んでしまった理由でしょう。

なので今はスポイトで少しずつ吸い取るようにしています。
スポイトは掴んで空気を逃がしてから水につけてください。
水の中でスポイトを掴むと空気が一気に流れてしまい、底に溜まったゴミが舞い上がってしまいますから。

その他に気を付けたいこと

メダカってあまり泳ぎが上手ではなく速い流れを嫌がる生き物で、稚魚となるとなおさらです。
また比較的少ない酸素の中でも生きていくことができます。
なのでポンプなどは必要ありません
どうしても気になる方は浅くて広い容器(タッパーなど)を用いるか、水草に酸素を供給してもらうようにします。

室内で稚魚を育てる場合はあまり気にならないと思いますが、屋外で育てる場合には直射日光による水温上昇と夜間の水温の低下によって、稚魚には相当な負担がかかってしまいます。
この対策として、水草をたくさん入れる屋根などで日光を遮る場所で飼育する、すだれなどをかけておく透明な容器は避けるといった点に留意しましょう。

底に砂利や土などを入れなくても問題ありません。
今までに稚魚を育てる容器に砂利や土などを入れたことがありませんが、きちんと成魚に育っています。

稚魚を確実に育てるのならば、成魚とは離しておくほうが良いです。
室内の水槽でメダカの成魚と一緒だった稚魚は、過去一匹も無事だったことがありません。
屋外では大量のアマゾンフロッグビットという浮草と、40Lという水量と、成魚が3~4匹しかいないことと、成魚用のエサのほかに稚魚用のエサも与えていたために、約20匹ほどが成魚にまで成長しました。

水草を大量に入れて稚魚が隠れることができて、稚魚が食べることができるエサを与えておれば成魚と一緒でも成長していくことはできます。
ただ成魚が稚魚をくわえてしまうなどして、生存率はどうしても下がってしまいますので、稚魚は成魚と離して育てるほうが良いかもしれません。

Scroll Up