メダカの屋内飼育
昨年の4月の末に、屋内飼育だったメダカをベランダでのビオトープに切り替えました。
それまでは水槽で飼育していたので、大磯砂(砂利)・ジェックス イーロカ PF-381・アナカリスという三点セットを主に使用していました。
イーロカ PF-381は45~60cm水槽用のフィルターで、濾過能力が高いことと吐出する水をシャワー状にできるので、早い流れを嫌うメダカにはピッタリだと思い長年愛用してきました。
楽天市場で購入
砂利は最も入手しやすく安価な大磯砂。
土と違って飼育水が濁ることもないですし、屋内飼育ではもっとも扱いやすいと思います。
水草はアナカリス。
やっぱりその丈夫さですね。
メダカを屋外で飼育する
屋外で水草やストラクチャを入れて、自然の状態に近い感じで飼育するビオトープ。
結構流行っていますよね。
私の場合はビオトープって感じではなく、屋内飼育で使用していた砂利や水草をそのまま流用して外で飼育しようって感じではじめました。
少しは本格的なビオトープという考えもあってあちこちのサイトを見て回ったのですが、疑問に思う部分も多々あったし、とりあえずはお金をかけずに外で飼おうという思いが勝りました。
その疑問の一つが、ビオトープの底に土を入れるというものでした。
土より砂利のほうが良いのでは?
あちこちのサイトでは赤玉土が良いとか、荒木田土は栄養分が豊富でビオトープに最適ということが書かれています。
屋内水槽で飼育するさいにも赤玉土を使われる方がおられるほどです。
・バクテリアの住処になる
・土自体に栄養素分が多く含まれている
・水を浄化するのに土が適している
・自然に近い環境にするため
・水草の生育状況が良くなる
だいたいこのような理由からビオトープには土(ソイル)が勧められているのだろうと思います。
でも赤玉土にしろ荒木田土にしろ、どうしたって水が濁ってしまいます。
しばらく放置していれば沈殿してきれいにはなるのですが、ちょっとしたメンテナンスをするだけで水が濁ってしまうのは避けられません。
それならば砂利のほうが良くないのかな?というのが私の見解です。
それにうちはマンションのベランダでの飼育となるのですが、土を入れていると水換えなどの時に少なからず流れ出てしまいますよね。
すると配水管のつまりの原因になるのですが、土が原因だと断定されて配水管の修理費用が請求されたら・・・って思うと怖くて、とてもじゃないですがビオトープに土を入れることはできません。
自然と同じ状態なんて作り出せないから
やってはいけない三原則その1 「土を入れる」
やってはいけない三原則その2 「溜池状態にする」
やってはいけない三原則その3 「メンテナンスをしない」
これらはアクアフォレストというビオトープ作り専門会社のHPに記載のビオトープ作りでやってはいけない三原則というところから抜粋しました。
メダカは比較的強い生き物ですから、少々汚れた水でも生きていくことが可能です。
結局そのメダカの強さに甘えてしまって「土を入れても大丈夫」「水換えしなくても大丈夫」「エサをあげなくても大丈夫」につながっているのかなって思うのです。
うちの場合も屋外飼育になってろ過装置を付けていませんので、やってはいけない三原則その2には反している状態です。
だって砂利と水草で生物ろ過はできているし、ゾウリムシを投入する時や雨水が入ることで少しは換水できているだろうと思っていましたから。
1~2日に一回はカルキを抜いた1~1.5Lくらいの水を静かに入れて適度に排水させて、物理ろ過の代替にするほうが良いかもしれないですね。
自然の池はどこかから必ずきれいな水が注ぎ込まれているはずですから。
砂利でも根を張る水草を育てられます
結局は人間が作った“簡易ビオトープ”だし、相当なお金と労力をつぎ込まなければ自然と同じ状態になんてならないと思います。
水を注ぎこんでも濁らない、冨栄養化になりにくいことでアオコの発生もおさえられる、ビオトープ内のメンテナンスもしやすい
なので土ではなく砂利を選んで正解だったのかなと思いますよ。
私はアマゾンフロッグビットという浮草をメインに入れていますが、マルチライフやマルチリング
、鉢植え
の水草を選べば底が砂利でも根を張る水草をビオトープに入れられますしね。