我が家はスイマーが多い、私は金づちですが
我が家は高2の息子は水泳部に入っていて、中3の息子はスイミングスクールで選手コース。
そして妻は週に3~4回ほど泳いでいますし、そのスイミングスクールでアルバイトコーチをしています。
元々妻は独身の頃は正社員のコーチとして別のスイミングスクールにいましたし、中学生のころから水泳部に入って泳いでいましたから30数年間ずっとプールに入っていることになります。
練習用水着
妻がスイミングスクールから支給される水着はいわゆる練習用のもので、ポリエステル100%の素材でできています。
ポリエステルって塩素に強い素材である反面、ややストレッチ性に難があるといわれています。
それに生地が厚くなってしまう難点があるのですが、泳いでいると抵抗になることもあって練習にはちょうどいいのかもしれないです。
試合用の水着よりややルーズに作られているのか、履いたり脱いだりするのはかなり楽だといいます。
妻は1日に3~4時間、週に5~6日はコーチとしてプールに入っているので、平均すると週に20時間はプールに入っています。
そして支給されている練習用の水着はだいたい3~4か月で生地が薄くなって使えなくなるといいます。
ということは250~350時間くらいは十分使えるということに。
スイミングスクールの選手として週6の練習×1日に2時間の練習をしているとして、練習用水着7~8か月くらいが使用の目安になるかな。
1回1時間くらいで週3日ほど泳いでいる人の練習水着は2年以上もつでしょうね。
FINA承認試合用水着
FINA承認モデルで公式試合に出場できる試合用水着の中で、いわゆる高速水着ではない一般的な競泳用水着はポリエステルが主でポリウレタンも用いているものが一般的です。
ポリウレタンはストレッチ性に優れる反面、塩素に非常に弱い素材です。
学校など屋外のプールで使用していると紫外線の影響も受けるためか、お尻の辺りから劣化してくるんです。
白っぽいくずのようなものが出てくるのですが、それポリウレタンが劣化したものです。
もし選手が週6の練習×1日に2時間の練習に使ったとすれば、3か月程度で生地が薄くなって使えなくなります。
試合用の高速タイプ・上位モデル水着
FINA承認モデルの中には布帛素材でできた高速水着と言われるものがあります。
各メーカーから出されている最上位のモデルで、GX SONIC・LZR RACER・POWERSKIN・TOP iMPACT LINEなどの名前で発売されています。
ナイロンとポリウレタンをメインにポリエステルが若干使われているモデルもあります。
うちでは中3の子が試合の際に使用していますが、だいたい3~4試合ほど使用すると急に水のはじき方が悪くなる印象があります。
もともと布帛素材でほとんど伸びず脱着に手間がかかるのですが、水の弾きが悪くなると同時に生地が固くなってくる気がします。
スポンサーが付いているようなトップ選手だと、1試合に1着という感じで水着を取り換えるという噂を聞いたことがありますよ。
そう思うとめったに使わない試合用の上位モデルの水着ですが、よく使っても半年くらいで取り換えるほうが良いのかもしれないですね。
ウォーターハジック
愛知県岡崎市のセンゴクジャパンさんからSplash!の名称で似た商品が販売されています。
うちでは試合用水着のお手入れにウォーターハジックを使ってきました。
ウォーターハジックを使うと水の弾きが大変よくなるのですが、こうすることで耐塩素性を向上させることができて水着の寿命を伸ばすことに役立つのです。
これまで数年間にわたってウォーターハジックを使ってきましたが、布帛素材でできた高速タイプの水着や上位モデルの水着に対してはあまり効果を発揮しないように思います。
たしかにウォーターハジックを塗布すれば布帛素材の水着でも若干は水弾きが復活します。
でも水着の寿命が長くなるかというと・・・
これに対してFINA承認の試合用水着で一般的な競泳水着に使用すると、たしかに水弾きが良くなります。
おそらく素材の関係でポリエステルには効果を発揮するのでしょうね。
ということは練習用水着にウォーターハジックを使用するのが最も理にかなっているのかも。
ただし日本水泳連盟の規定で水着への二次加工は禁止されているため、ウォーターハジックを使用した水着はこの規則に抵触するのではないかという危惧もあります。
なのでスイミングスクールのコーチの多くはウォーターハジックをすすめる人ってあまりいないのが現実です。
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