スティーブンス・ジョンソン症候群かもしれないと指摘された

スティーブンス・ジョンソン症候群かもしれないと指摘された

インフルエンザの季節

ほぼ一か月に一度病院へ行って診察と薬をもらってくるのですが、待合室の張り紙に目が留まりました。

インフルエンザ予防接種についての張り紙です。

うちの末っ子は中学3年生ですから、高校受験の試験日当日に発症しないように予防接種を・・・とも思ったのですが、ちょっと気になることがあったので医師に相談することにしました。

理由は昨年の今頃にこのような記事を書いています。

 

幼稚園を卒園して小学校の入学までの間に体調を崩して通院した末っ子。
病院で処方された薬を飲ませたのですが、なんだか様子がおかしい。
その日の夜に末っ子は高熱を出し嘔吐し、蕁麻疹というのかなあ、全身がかなり腫れた状態になったのです。
翌日私のかかりつけ医で血液検査をしたものの原因が分からず、さらに翌日には日赤病院で精密検査をしたのですが原因不明と言われました。
熱は下がって普通に動けるようにはなったので、1週間後の小学校の入学式には予定通りに出席しました。
入学式の時の写真を見るとまだ赤くパンパンに腫れており、まるで朝青龍みたいな顔だなと思いました。

翌年2011年9月15日に2回目の日本脳炎の予防接種をした末っ子。
翌日から微熱が続きました。
そして18日の夕方にはハァハァと呼吸が早くなり、熱も高くなって、全身に蕁麻疹状の腫れが出てきました。
日曜日だったこともあり市の急病診療センターへ連れて行きました。
もう歩くこともできなくなってきた末っ子。
待合で待つほかの子供と違ってグッタリしていたのですが、順番通りにしか診てくれません。
30分ほど待って診察室へ入ると看護師さんたちが騒ぎます。
「これどうしたの?」
「これだけ腫れたら気道の確保も難しくなるのでは?」
その日の当直の医師も慌てまくりです。
とりあえず点滴を看護師に指示したのですが、全身が腫れていて血管に針が刺せません。
点滴の針を入れるのに30分以上かかり、結局は足の甲にわずかに見えた血管に刺しました。
点滴で様々な薬を投与するものの腫れは治まるどころかひどくなっていき、呼吸はさらに早く荒くなっていきます。
「すぐに入院しなきゃ危ない!」
と医師に言われ、点滴の針を刺したまま市民病院へ緊急入院となりました。
もし針を抜いた場合、次に刺すことは不可能という判断からです。

翌19日朝まで点滴と酸素を鼻から吸入するなどし多少マシになったので帰宅したのですが、20日の夕方に再び発熱と全身に蕁麻疹状の腫れが出ました。
救急病院という考えも頭をよぎりましたが、カルテが残っているから判断が早いはずと思い急病診療センターへ連れて行きました。
この日の当直医はアレルギーを専門とする医師でした。
末っ子の様子とカルテを見てすぐにステロイドなどを点滴で投与。
2時間ほどで腫れがマシになり、呼吸も落ち着きました。
この当直医は家の近くの医師だったようで、22日の木曜日にこの医師の病院へ行っていろいろと説明を受けました。
でもこの時は対症療法でステロイドを投与しただけで、原因は分からないとのことでした。

予防接種を躊躇(ちゅうちょ)してしまう

 

入院したのは小学2年生の時だったのですが、これ以降予防接種を含めて注射は一切していません。

でも昨年の夏に、ジュニアオリンピック前に体調を崩して点滴はしたけど。

 

スティーヴンス・ジョンソン症候群

以前にもこのかかりつけの医師に聞いたことがあるのですが、生ワクチンや不活化ワクチンを接種した場合に稀にアナフィラキシー症状が出ることがあるけど、問題ないと思うという見解を得ていました。

今日改めて聞いてみたのですが、やはり同じような答えでした。

「呼吸ができなくなるといった症状はなかったのでしょ?」

こう医師に聞かれたのですが

「全身が腫れあがって気道の確保ができないと言って緊急入院しました」

こう答えると医師の顔色が変わり

「ほかには?」

と尋ねられ

「点滴の針を刺すことが難しくなるほど腫れあがって足の甲に刺しましたし、歩けなくなっていましたし・・・」

そこまで言うと

「ちょっと待ってくれる」

そういって医師は奥に引っ込んでしまい、しばらくするとコピーした用紙を私に出してきて

「ひょっとするとこの症状かもしれない」

その用紙にはスティーヴンス・ジョンソン症候群(指定難病38)と書かれていました。

注射は基本的に回避するしかないみたい

「スティーヴンス・ジョンソン症候群はかなりきついステロイドを投与する以外に処置がないのだが・・・」

「そうです!点滴にステロイドを入れて投与されました」

医師の見解としては、インフルエンザの予防接種はおそらく打てないし、もし打つにしても大きな病院で検査してからになる。

実際問題として予防接種ではなく、かかってからタミフルなどを処方するほうが現実的だともいわれました。

「その症状が出て以降、予防接種などはどうしたの?」

「まったく注射はしていません」

「それで正解だと思うよ」

「昨年こちらで点滴はしましたけど」

 

注射針自体には問題はないのかな?だって点滴は受けることができたのですから。

小学校入学前の服用したのは水ぼうそうの薬なので抗ウイルス薬だと思うし、2回目の重篤な症状になったときは日本脳炎のワクチン(たぶん不活化ワクチン)が原因。

でもこの二つに共通点はないと思うのです。

ということは、今までに使用したことがない薬やワクチンを使うのはやっぱり怖いです。

インフルエンザ予防接種は今まで一度も接種したことがないので、やっぱりやめておくほうがいいだろうなぁ。

症例などを調べると、今までにも服用して問題なかった解熱鎮痛剤を服用してスティーヴンス・ジョンソン症候群(SJS)を発症したケースもあるようだし。

手洗いとうがいと鼻うがいで、病気にならないように予防してもらうしか手がないのかもしれない。

 

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