また会社勤め時代に同僚だった人たちから飲み会の誘いを受けました。
12月に入ってからになりそうだということなので、時期的には忘年会ということになりますね。
いつも書いていますが、私の場合は元同僚たちと会うことで悪夢を見ることが多いのです。
会社勤めだった頃のイヤだったことや不快に思ったことが夢の中に再現されてしまって、夜中に汗をかきながら目覚めてしまうのです。
私の場合はよっぽど勤務先の水が合わなかったのかな、なんて思うのですが、仕事の内容自体は嫌いではなかったのです。
ただ表の顔と会社内の顔があまりにも違う上司たちの態度に辟易していました。
金払い自体は良かったのですけど、それはあくまで省庁の監視がある部署内の特定の業務に就いている人だけ。
きちんと管理していないと国から怒られるので、そういった特定の業務についてだけ金払いは良かったです。
でも仕事の押し付けは本当にひどかったし(労基法なんて関係なかったような)軽微なミスでも狭い物置部屋のような所に監禁された上で反省文を書かされたり、会社が用意した本を読んで(会社側に都合がよいことが書かれている指定した範囲だけを読む)感想を書けとか。
ひどい時には上司数名に異動を自ら志願しろと詰め寄られて、根負けして合意させられることも頻発していました。
労働組合にしても本人が望んでの異動だからと絶対に取り合わない姿勢でしたし。
こんな会社でしたから、中には精神的に追い詰められて病に苦しむ人も多かったですね。
私はずっとそんな上司とやりあっていたし、労働組合の支部事務所にも何度も抗議に行ったりしていたので同僚からは慕われていましたが、会社と労組の双方からは目の上のたんこぶ的な扱いでしたけどね。
最近会社を退職後の孤独や引きこもりについて書かれたサイトや本がたくさんありますよね。
一生懸命働いてきたために、付き合いは学校時代の友達と会社の同僚くらいしかいない。
そんな人が会社を辞めたら一気に人との交流がなくなり、孤独を感じたり引きこもってしまうとか。
特に子供が独立した後に定年退職を迎えた人がなりやすいのかな。
奥さんとずっとまともに会話もしなかったものだから、定年を迎えたとたんにヒマだからと奥さんに話しかけたところで相手されないとか。
だから定年を迎える前、遅くとも50代のうちに趣味などを通じた会社外の友人を作れとよく言われていますよね。
でも趣味自体を持っていない人も多いだろうし、新たに何かしようと思っても何から手を付ければよいのかも分からなかったり。
本を読めともよく言われているようですが、私は本を読むべき人は孤独を感じている人ではなく、人づきあいが多く華やかな人だと思っています。
人付き合いが多く華やかな人って、自分の信念を持って妥協しない人と、常に周りに合わせながら生きている人の二つに分けることができると思います。
信念を持って妥協しない人は、その考えに間違いはないのかを確認するために。
周りに合わせながら生きている人は、自分というものを見つけるために本を読むべきだと思っています。
このブログは「あてもなく退職した男の日記」という名前を付けている通り、何かをしようと思って退職したのではありません。
私も精神的に追い詰められてここらが潮時、これ以上この会社で働くのは危険だと判断したから辞めました。
どんな仕事をしようかな。
人間の顔を見ながらの仕事はしたくない。
しかし何の資格も特技もないし、今までしていた仕事を活かした仕事なんてマジでない。
でもお金を稼がなきゃ家族を食べさせられない。
うーん、どうしよう・・・・
本当は工場などの軽作業のアルバイトでもしようかと思ったのですが、たまたま見つけたクラウドソーシングによるライターの仕事を選んでしまったのですよね。
今は私のホントにわずかな収入と妻の給料、そしてマンションを売却したお金で補充しながらの生活です。
私は50の前半で早期退職して2年以上が経過したのですが、特に孤独だと感じたことはありません。
ただ家でパソコンに向かっている時間が多いので、引きこもり状態に近いとは言えるかもしれません。
孤独を感じることはありませんが、たまに罪悪感や不安感そして自分に対する嫌悪感を感じることがあります。
パソコンに向かって文章を書かなきゃいけないのに、気付いたらネットサーフィンで時間でつぶしていることがあります。
そんな時に
“子供も妻もそれぞれに今やるべきことをやっているのに、私は今いったい何をやってるんだ?”
こう思いだすと先々の収入の不安も押し寄せてきて不安に感じてしまうこともあります。
私がいま孤独を感じないのは、例えば会社ではいつも一人で上司や労組に立ち向かっていました。
慕ってくる同僚はいたのですが行動はいつも一人でした。
休憩時間だったりランチタイムには同僚と会話はしていましたが、私の場合はそれが楽しいと思ったこともありませんでした。
ごくたまに私の糧になるような話をしてくる人もいましたが、たいがいは私の浅はかな知識を披露するばかり。
本当にもう横には来ないでくれ!と思うことも多かったのですが、私に意見を求めてくる同僚が多かったですね。
私は旅行が好きでしたが結婚前は一人旅ばかりしていました。
一人で旅行しながらいろんなシチュエーションを思い浮かべては、一人でその解決方法を考えている。
旅行の間中そんなことだけをしていました。
なので旅行というよりはただ電車や船に乗って外を眺めながら考え事をしている、オートバイに乗りながら考え事をしている(危ないけど・・・)そんな時間でした。
ここ10年くらいはたまに会社を休んでは夜明け前に一人で車を走らせ、人のいないパーキングエリアで日の出を見ながら考え事をすることが多かったです。
趣味やサークルなどで新たな気の合う友達を作る、それができればいいとは思います。
でも現実には定年を迎えたからと言ってそれほど裕福ではなく、趣味やサークルに参加するお金もヒマもない、今日明日の生活を考えるだけで精一杯という人の方が多いんじゃないかな。
テレビでも本でもネット上の情報でも、基本はお金がある程度あって余裕のある人に向けて発信されていますからね。
自分を見つめ直すため
今日の自分は何をしたのかを確認するため
過去と今とでは自分の考えに変化があるのかを確かめるため
そのためにこのブログを書いている面もあります。
なので私自身にとっては意味ある文章だとしても、読んでいる方にとっては「何が言いたいんだ?」と感じる文章もあります。
私はパソコンやスマホのことはあまりよく知りませんし、メダカやゾウリムシに水草のことだって本当に素人の知識しかありません。
でも自分でネットサーフィンしながらいろいろ調べて、そしてそれを実行し、その結果をこのブログに書くことで少しでも知識の幅を広げようと思っています。
日々いろいろなことを調べては実行することで、孤独を感じているヒマがない状態なのかもしれません。
私は直接だれかと接していたり会話をしなていないと寂しさを感じる人間ではないと思います。
もちろん誰の世話にもならないとか、一人で生きていくなんて強がりは言いませんし、そんなものは無理だということくらいは理解しています。
でも会社を辞めて誰にも会わなくなって孤独になった、とも思いません。
今は今で在職中にしなかったこと・できなかったことをできる時間がありますから、孤独を感じている間もないから。
ということで、今回も元同僚からの飲み会(忘年会?)のお誘いを断りました。