口の周りに証拠を残しながら
一昨日妻の実家へ行ったことは少しだけ書きましたが、その日の21歳の子のことを書いていきます。
妻の実家へ行った理由は我が家のお米が少なくなったために、妻の実家で購入しているお米を分けてもらうためです。
今までにも書いていますが、妻の実家では周辺の農家から直接お米を購入していて、我が家と妻の姉一家で必要とする分も一緒に購入してもらっています。
親子ですから多少は余分にもらってはいますが、お金は払っていますよ。
お米のほかにお義母さんが借りている畑でできた大根を抜いたり、収穫して保管していた玉ねぎやジャガイモをもらうなど、そこそこの重さにはなるんですよ。
大根を抜きに畑へ行ったとき、21歳の知的障害を持つ子はテレビを見ておくと出てきませんでした。
大根を抜き終わって家に帰ってくると、テーブルの上に置いてあったミンチカツ(メンチカツのことを関西ではこう呼ぶ、基本的に牛肉100%です)がなくなっている。
妻:「ミンチカツ食べちゃったの?」
子:「食べてないよ」
妻:「じゃあなぜなくなってるの?」
子:「勝手になくなってた」
そういう子供の口の周りには“僕が食べました”と主張するかのように、カスがいっぱいついていました。
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自分で話したことだけど納得できていない
お米や野菜を車にたくさん積んで帰ってきたわけですが、借りている駐車場から我が家までは少し距離があります。
なので台車に載せて運ぶことになります。
※我が家の入り口周辺は22時まで自動車通行止めのため車を横付けにもできません
マンションにはエレベーターがあるのですがかなり変わった構造のマンションのため、うちの部屋だけは1つ下の階でエレベーターを降りて、階段を上がらなければなりません。
マンションのエレベーターは6人まで乗ることができるのですが、お米や野菜が大量にあるため4人と荷物しか乗ることができません。
もう一人がエレベーターに乗るとブザーが鳴るんです。
一昨日は知的障害を持つ子がエレベーターを待つことになりました。
自分から「じゃあ待ってるわ」と言ったんですよ。
そうは言ったものの自分自身の中では納得できなかったようで、エレベーターのドアが閉まってすぐに蹴っていました。
エレベーターに乗っているとビックリするくらいの大きな音が響いてきました。
それでもまだ治まらなかったようで、一人で1階から最上階までをエレベーターで何往復もしていました。
なぜそんなことをしたの?
自分で待つと言ったんじゃないの?
そう聞くと
「エレベーターがなかなか来なかったから」
多分エレベーターがなかなか来なかったから家に帰ってくるのが遅くなったと言いたかったようです。
じゃあなぜ蹴ったのかを聞いたのですが
「エレベーターがなかなか来なかったから」
力はあるけど知能が・・・
その後はお米の入った袋(30㎏)を持ち上げてみたり、ベランダに置いた台車を広げて押してみたり。
せわしく動き回ります。
妻:「落ち着きなさい!」
そう言っても
子:「僕も荷物を運ばなきゃいけないから!」
そういってはお米の入った袋を持ち上げます。
いつもは妻の実家から帰ってきったとき荷物を1階分あげるのを手伝うのですが、一昨日は自分は手伝えなかったから今お米の袋を持ち上げているのです。
力はかなりあるのですが、知能は本当に幼稚なままです。
就労継続支援B型事業所へ通いだしてから、幼稚な部分が際立ってきたような気もします。