暑い日が続きます。
外での作業は午前中のほうがイイだろうと思い、さっきまでベランダで簡易ビオトープのお世話をしていました。
先日から少し気になることもありましたので。
3年以上生き続けた親メダカが☆に
室内飼育で飼っていた親メダカたちをベランダに置いたRVBOXに移したのが4月でした。
水草を入れるなどして順調に産卵・孵化していき稚魚がたくさん泳ぐようになりました。
稚魚が増えるにしたがい徐々に親メダカの姿を見ることが減っていき、ここ2週間ほどは1匹だけが水面近くにいる状態でした。
おそらく他の親メダカたちは☆になってしまったのでしょう。
ところがここ3日間は、いつも水面近くにいた親メダカも見ることがなくなり、ひょっとしたらという気持ちもありました。
そこでまずは水草類をすべてバケツに放り込みます。
すっかり透明な水に変わったビオトープ内の底に、横たわった親メダカを見つけました。
昨年も一昨年もメダカを採集することはありませんでしたし、稚魚を育てることもありませんでした。
※昨秋は失敗したのですが
3年以上前に採集または家で孵化させたメダカたちでしたから、短くとも3年間生き続けたことになります。
自然界では1年程度と言われるメダカの寿命ですが、飼育下においては数年にわたって生き続けてくれるのですね。
アマゾンフロッグビット
以前黄色や茶色に変色したアマゾンフロッグビットですが、今は青々として元気な様子を見せてくれています。
アマゾンフロッグビットは風通しが悪くて蒸し暑い状況がダメだそうで、黄色や茶色に変色していたころは、100均のすだれを丸めた状態でRVBOXの端っこに置いていました。
RVBOXのふちと丸めたすだれのせいで風通しが悪くて蒸れたようです。
今はすだれを広げて覆うようにしていますから、風通しもよく湿気も溜まらないためか青々として、小さな株をたくさん付けるなどどんどん爆殖しています。
ただアマゾンフロッグビットの根には茶色っぽい藻がたくさん絡んでいました。
茶ゴケとも呼ばれる珪藻(けいそう)類です。
人口のエサを与えすぎたことで富栄養化してしまい、珪藻類がアマゾンフロッグビットの根に絡みつくように発生したのです。
世代交代
バケツにすべて放り出したアマゾンフロッグビットの根を、軽くこすって珪藻類をはがしてはビオトープに戻していったのですが、その際にブツブツとした感触も伝わってきます。
そのブツブツをよーく見ると、やや小ぶりながらもメダカの卵でした。
有精卵も数多くあり、卵の中には黒い小さな稚魚の姿も見ることができます。
これらの卵はビオトープ内で誕生した稚魚たちが生んだもののようです。
メダカは早ければ生後2~3か月くらいで産卵できるようになりますから、ベランダ簡易ビオトープで順調に育ったということでしょうね。
また初めて産卵した卵って小ぶりなんですよ。
秋口くらいには普通サイズの卵を産むはずです。
ただ血が濃すぎることが懸念材料でして、背中が曲がっていたりダルマメダカのような丸い個体が出やすくなるんですよ。
本当は新しく採集したメダカを入れてから稚魚を育てようと思っていたのです。
いくら成魚が卵や稚魚を食べる(口に入れる)といっても、たくさん水草を入れていれば避難場所になってしまうので、勝手にすくすくと育ってしまいました。
久々にアナカリスを投入
アマゾンフロッグビットが水面をすべて覆うようになり、カボンバは日光不足からか元気がなくなってしまいました。
そこでカボンバを取り出して、バケツへ避難させていたアナカリスを5本ほどビオトープへ入れました。
アナカリスは水の浄化能力が高く、カボンバほど日光を必要とはしないので、アマゾンフロッグビットの下でも元気に育つだろうとの思惑からです。
このアナカリスたちも元々は室内の水槽に入っていたものです。
室内では半死の状態だったのですが、ベランダに出してからは息を吹き返しどんどん成長しています。
これでベランダ簡易ビオトープ内の水草はアマゾンフロッグビットを主にウォーターウィステリアとアナカリス、少ないながらも増えているアオウキクサとなりました。