市中学総合体育大会2日目
16日(月・祝)に行われた市中学総合体育大会水泳競技の部2日目。
この日はいま末っ子がメインの種目として力を入れているバタフライがありました。
末っ子はこの種目で全国中学校水泳競技大会や全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会に出場するんだと意気込んでいて、本人にすればかなり自信がある種目のようです。
ただ親の目から見ると、今までにもこのブログに書いてきたように参加標準記録まではかなり遠くて、突破することは相当難しいと言わざるを得ません。
子供が頑張っているのですから、無理だろうとは言わずに応援はしているのですけども。
兄は来るけど
朝試合会場へ送っていったとき、末っ子はかなりハイテンションでした。
大好きな2つ上の兄や、兄の友達が試合会場へやってくると聞いていたからです。
前日の試合では兄と兄の友達を加えた3人でギャーギャーと喋りまくり、かなりテンションが上がって自由形でしたが久々に自己ベストを更新したほどでしたから。
末っ子を試合会場へ送ったあと私は家に帰ってきて、お昼にはまだ早い時間にブランチを取り、下から2番目と一緒に末っ子の予選から観に行きました。
車の中で下から2番目が
「○○は今日バイトが入ったから会場に来ないって」
前日は一緒にギャーギャー騒いでいた兄の友達が会場に来れないことが判明。
用事があるのならば仕方ないですね。
かなり上下動が激しい
末っ子の予選での泳ぎを観ていたのですが、何だか昔の泳ぎ方に戻っている気がしました。
バタフライですから両腕を一緒に前方の水中へと入れるのですが、最近のリズミカルな様子が消え去っていてこの日は、
ヨイショ!バシャーン!ヨイショ!バシャーン!
って感じで腕を回しているように見えたし、上下動がかなり激しくなっていたのです。
タイムはもちろん遅くてベストより1秒半も遅いけど、2位には入りました。
予選だから流して泳いだのか、もしくは調子が悪いのかなと思いました。
ムスッとしたまま
予選のあとダウンしてから待機場所へ戻ってきた末っ子。
私:「流したの?」
末:「いや・・・」
それ以上は喋らない末っ子。
私:「調子悪い?」
末:「昨夜から肩が引っかかって、泳いだら痛くなった」
私:「それならば変だなと思った時にシップを貼るとかすればいいのに」
末:「○○ちゃん(兄)は?○○君(兄の友達)は?」
私:「○○君はバイトが入って来れないって。○○ちゃんは反対側のスタンドにいるよ」
末:「ふーん・・・」
そこからはムスッとしたまま。
でも最低限必要なことは喋ってはきます。
スイミングスクールからの試合で話すようになった他の中学校の生徒などから
「決勝がんばってな」
と次々に声を掛けられるのですが、軽く頭を動かす程度で話はしません。
決勝の前にはクラス担任がやってきて話しかけられたのですが、やはり喋りません。
「ピリピリしてるのかな?」
と言われてしまいました。
機嫌が悪いの?
決勝では前半の100mを予選より2秒近く上げて力泳しましたが、ラスト50mは上下動が激しくなり失速。
結局予選よりタイムを落としてしまい3位に終わりました。
本人に確認したところバテたのもあるのですが、それ以上に肩が引っかかるような違和感と痛みがあったそうです。
表彰式のあと会場から引き上げる際にも、小学生のころ一緒にスイミングに通っていた人から声を掛けられたのですが、やはり
「ああ」
としか答えません。
「機嫌悪いの?」
とまで言われる始末です。
機嫌が悪いのではなく
機嫌が良いのかと言われれば良くはないです。
でも機嫌がどうのと言った問題ではありません。
帰りの車の中で
「記録が出せると思って臨んだのに、悔しかったね」
こう声を掛けると大粒の涙が頬を伝いました。
悔しくて、もどかしくて、どこにもぶつけられない感情を内に溜めたままだったからムスッとした表情になっていたのです。
「でもね、肩の違和感を昨日分かっていたのならば、せめて昨夜のうちにシップをしたりストレッチをするなど対策が必要だったね」
「うん」
「それと、お父さんやお母さんにムスッとした顔で接するのは良いけど、友達たちにしちゃダメだ。分かるよな?」
ただ黙ってうなずいていました。