2019/04/12 最下部に追記アリ
やはり基本的には出場情報がない鉄道会社へ行って処理するらしいのですが、許可をもらうことで処理できることもあるようです。
使えなくなったICOCA
ICOCAやsuicaなどのic乗車券って便利ですよね。
ピッて自動改集札機でかざせば、そのカードを発行している会社以外でも乗車することができるのですから。
しかし何かの拍子できちんと情報が登録されない場合には、使えなくなってしまう弊害も出てきます。
日曜日に子供が使おうとしたけど改札を通ることができなかったICOCAの処理を依頼してきました。
出場記録が無いICOCAなのですが・・・
昨日のこのブログにも少しふれましたが、日曜日にJRの駅で改札を通ろうとしたところ改札が閉まって通れなかったICOCA。
駅員の話では○○という鉄道会社で乗車したという記録があるものの、降車したという記録が無いために使用できないとの説明だったようです。
この○○という鉄道会社にこのICOCAを使って乗車したのは末っ子です。
50mプールを使っての練習のために末っ子が使用したのですが、我が家からこのプールへ行くには2つの鉄道を乗り継ぐ必要があります。
家→△△→○○→プールという経路です。
△△と○○の駅は離れているので、乗り継ぐ際には改札の出場と入場を行う必要があります。
※乗換え口みたいな1つの改札を通るだけという構造ではありません。
不思議なのはプールからの帰りに○○に乗車した記録でとどまっており、そのあと△△にICOCAでなぜ乗車できたのか。そしてなぜ全く記憶されていないかが謎なのです。
出場情報が無いその鉄道会社で処置
ICOCAはJR西日本が発行しているICカードですから、まずはJR西日本の駅へ行ってみました。
使えないのだがと駅員さんにたずねたところ
駅:「○○線の出場情報が無いため、まだ○○の電車から降りていない状態です。この情報をキャンセル処置をしないと使えません」
私:「この駅でできますか?」
駅:「原則として○○の駅で処置してもらうことになります」
私:「ついでに聞きますけど、自販機でジュースは買えたのですが」
駅:「乗車中にICOCAにチャージもできますし、物を買うこともできますので」
末っ子がこのICOCAを先週使用して以降、私は自販機でジュースを購入できたのですよ。
なのに日曜日になってJRに乗車できなかったことも不思議だったのですが、そういう仕組みになっているのですね。
処置はすぐしてもらえましたが
仕方なく○○線の駅へ行きました。
女性駅員さんに
「JRに乗ろうとしたらダメで、こちらで処置するように言われたのですが」
そういってICOCAを手渡すと、何やら機械にICOCAを差し込み
「15日に××駅で乗車したとなっていますが間違いないですか?」
××駅はプールの最寄り駅ですから間違いありません。
「この日はこの駅で降りられましたか?」
ハイと答えると、取りあえず15日の乗車記録を取り消して、改めて今日××駅から申し出ている駅までの料金を差し引くとのこと。
そして処置が終わって手渡されたICOCAでJRの改札をピッとすると通過することができました。
ICOCAの処置は完了しています。
もう一つの疑問、△△線の駅の改札ではなぜ何事もなく通過できたのかですが、子供など背が低い人が切符を通して改札を通過した際に、通過を検知できず改札で情報が残っていて末っ子は切符無しでも通過できたのではないか。
ただその場合でもICOCAをタッチすればゲートは閉まるはずだが。以上私の憶測。。。
これは結局なぞとして残りました。
何もなければ便利に利用できるのだが
この交通系ICカードはタッチするだけでさまざまな情報をやりとりするのですが、接触時間が短い分どうしても読み込み(書き込み)などでエラーが起きやすいようですね。
以前のような磁気式の定期券や切符は磁気ヘッドに直接触れることで、比較的読み込みエラーも少ないようです。
それよりも交通系ICカードは全国で相互利用ができます。
今回はすぐ近くの鉄道での読み込み(書き込み)エラーだったので、その当該鉄道会社へ行くことができました。
もし品川から乗った京急で同じ状態になり、飛行機で関西へ帰ってきてから気付いたとしても京急の駅へ行かなくちゃいけないのでしょうか。
“原則として○○の駅で処置してもらうことになります”ってことだから、事情を話せば京急での出場情報が無い状態を関西のJR西日本でも処置してもらえるのだろうか。
それが可能ならば、今日だって○○線の駅にまで出向くことなく処置できたはずだし。
処置してもらってよけいに疑問が残る結果となりました。
2019/04/12
この件についてJR西日本に問い合わせました。
ICOCAはJR西日本なので
やはり原則として入場情報が記録されている鉄道会社(出場情報が記録されていない)で処理するそうです。
出場情報が記録されていない→清算ができていない
つまりまだ運賃を払っていない状態です。
他社での利用分をJR側で清算できないためだそうです。
普通に考えればそうですよね。
よそのお店で購入した品物の代金を、別のお店で支払うことになるのだから・・・
しかし関西在住の私が関東の私鉄で同様の事態(出場記録がない)になった場合、わざわざ東京へ出向いて処理しなければいけないのか?
この場合は利用した関東の私鉄へ連絡を取ります。(問い合わせフォームや電話で)
関東の私鉄側からどこの駅で処理を行うかを聞かれると思います。
関東の私鉄側が処理を希望するJRの駅へ連絡を取り、処理の許可を行うそうです。
そして処理を行ってもらう駅へ行き、出場情報がなかったICOCAの処理を行う。
こんな感じだそうです。
ほかにもいろいろと調べてみると
モバイルSuicaの処理はJRの駅でしか対処できない
私鉄ではカードタイプしか処理できないため
上の例で関西在住なのにモバイルSuicaを使っていて(意外と多いんですよ)、関東の私鉄で出場情報が記録されなかったケースでも同様に
関東の私鉄へ連絡→JR西日本の駅で処理
となるそうです。