残業してた

いつもの時間に帰宅しない障害を持つ子

いつもは遅くても夕方5時に帰ってくる知的障害を持つ20歳の子。
早ければ16時過ぎに帰ってくることもあるのに、今日は18時を回っても帰ってこない。
迷子になることはないだろうとは思うのですが、でも知的障害を持つ子はいつどんな行動をするのかが読めません。それにこないだから、精神的に落ち着いていないように思う部分もありますし。
近所を探しに行く方が良いかもしれないと思っているところに妻が帰ってきました。

妻:「あれ?〇ちゃんはまだ帰ってないの?」
私:「うん、ちょっと遅すぎるから家の周りを見に行こうと思っていたところなんだ」
妻:「私も見てこよっか」

 

残業してた

そんな会話をしながら家を出たとたんに帰ってきた20歳の子。

妻:「どこに行ってたの?」
私:「心配するだろう、いつもより1時間以上も遅かったら!」
子:「残業してたの」
妻と私:「残業?」

子供の言い分では、お菓子のラベル張りがかなり多くて、みんな残って作業をしていたと。
それならばたしかに残業だけど、就労継続支援施設で残業ってふつうのことなのだろうか。
もしふつうだとしても、知的障害を持つこのような子供たちなのだから、残って作業をしていることを家に連絡するべきじゃないかなと思ったのでした。
だって急にプイっとどこかへ行かれて、事故などに巻き込まれることだってあるのですから。

 

ある経験が

実はこの子が小学生のころ、同じ年で同じように特別支援学級に在籍していた女の子がいました。
その子も自閉症で重度の知的障害者であり、何かの拍子にプイっとどこかへ行ってしまうことがたびたびあったのです。
ある日お母さんが5分ほど目を離していたすきに、その子は家を出て行ってしまいました。
10数分後かなり大きな衝撃音が聞こえ、まさかと思ってそのお母さんが線路の方へ走っていくと、その子は電車にひかれて即死状態だったのです。
その時の衝撃音は妻も聞いており、電車の汽笛がパンパンパンパン・・・と何度も鳴っているのも、なかなか耳から離れなかったと言ってました。
うちの子もそれ以降は踏切を渡るのを大変怖がり、また当時の特別支援学級の先生はショックで学校へ来られなくなって退職する事態となりました。

 

このまま施設に通わせる意味って

そういう経験をしているので、いつもより帰りが遅くなるとイヤなことばかりを考えてしまうのです。
もう20歳にはなっているのですけど、知的障害を持つ子なので20歳になったから大丈夫とも言い切れないのです。
このまま就労継続支援施設に通わせていてもいいのだろうか、最近そんなこともよく考えてしまいます。

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