お釣りはもらえなかったの

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良くもないのだが

時々登場する20歳の知的障害を持つ子。小学校では特別支援学級に在籍し、中学校へは行かずに養護学校の中等部と高等部に在籍していました。
小学校の頃は周りの子供と比べると、やはり劣っているなと感じていました。誰かのヘルプが無いと正直厳しかったなと思います。

ところが養護学校の中等部では明らかに浮いている存在でした。もっともっと手のかかる子がいっぱいいて、うちの子はほぼ放置されていたのです。
先生方はうちの子が他の子供とは違って、少しは指示されることが分かることをいいことに、音楽会や運動会ではマイクパフォーマンスをさせられたりしていました。
興奮して高揚してくる感じを覚えてしまい、今でも家でマイクパフォーマンスっぽいことをして興奮することがあります。

健常者より判断や思考などでかなり劣っています。
でも重度の人よりは自分で考えて行動することもできます。
言い方は悪いですけど中途半端なのですよ。
パッと見た感じや話口調を聞いているとしっかりしているように見えるけど、本当は意味のある言葉を発していないし、何か行動する時は見ていないと大変なことになってしまうのです。

ひとりで散髪屋へ行かせてみたけど

そんな子供ですが、今日は思い切って一人で散髪屋さんへ行かせてみました。
いつもは妻が付いて行き、短く切ってと注文してお金を先に支払い、子供を置いて帰ってきていたのです。でももう20歳にもなりますし、ある程度のことは出来るようになってもらわないと先々が困りますから。

1時間半ほどして散髪屋さんから帰ってきました。
髪型についてはいつもと同じ程度に短く切られています。出かけていく前に私が「スポーツ刈りにしてくださいと言ってね」とは言ってあったのですが、きちんと伝えることができたのかな。

妻:「今日は3000円あったでしょ、お釣りは無かったの?」
子:「今日はお釣りくれなかった」

この散髪屋さんは安くて2000円で切って洗髪もしてくれるのですが、万が一価格が上がっていたら大変だからと余分に持たせていたのです。

妻:「値段上がっていたの?」
子:「それは分からない」
妻:「散髪屋のおじさんはいくらって言ってたの?」
子:「うーん。。。」(頭を傾げるだけ)
妻:「持っているお金を全部渡したの?」
子:「うん、そうしたらお釣りくれなかった」

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お釣りってなに?

あとで店を見に行ってみると価格は2000円のままでした。
1000円札を渡されたので、お店の方もお釣りが必要だとは思わなかったようですね。
妻の顔を見た店主が出てきて
「てっきり2000円を渡されたと思って確認しなかったのですよ、すいません」
そういって返してくれたのですが。

お釣りとはどういうものかが分かっていなかったようです。
就労継続支援施設からも毎日のようにスーパーへ買い物に行っているのですが、もう一つ分かっていないのかなあ。
妻と一緒に頭を抱え込んでしまった1日でした。

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