ヘッドフォンのコードを切っちゃった

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フォークで大盛り上がりな子

ラジカセにヘッドフォンをつなぎ、大音量で音楽を楽しむ障害を持つ20歳。
いつもは就労継続支援事業所から帰ってからなので、夕方の短時間だけ楽しんでいます。
休みの日でもお昼から楽しむことがほとんどなのですが、今日は朝からノリノリで楽しんでいました。

どこで知ったのかは知りませんが、山下達郎・竹内まりや・松任谷由実など私も妻も聴かないアーティストの曲ばかり。
それもヘッドフォンから音がハッキリと漏れ聞こえるような大音量で、まるでハードロックでも聞いているかのように激しく体を揺さぶりながらです。
ただドンドン歌い声までが大きくなって、隣のリビングにいてもテレビが聞こえなくなる弊害もあるのですけどね。

すぐ興奮しちゃうのです

昼食を食べてからもまた大音量で音楽を楽しんでいたのですが、途中から全く歌声がしなくなってきました。
そしてドンドンとラジカセを叩く音が聞こえてきます。
なんだろうと思って部屋に入ってみると、ラジカセを叩いたりボタンを何度も連打したりしています。
どこから見ても興奮しているのが分かります。

ラジカセを見てみると本体から電源コードが抜けています。
「これが抜けているから動かないんだよ」
と私が言うと、本体に強引に電源コードを刺そうとします。
こういう時に下手に手を出すと、余計に興奮して収拾が付かなくなるので私は部屋を後にしました。

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部屋からは全く物音がしません。
またテレビの番組表でも見ているのかなと思っていたのですが、そーっと部屋を覗いてみるとベッドに呆然とした顔をしながら座っています。
ヘッドフォンは頭に装着しているのですが、コードを手に持っています。

下から2番目が一緒に部屋に入ったのですが
「あぁ!ヘッドフォンのコード切ってる!」
よく見るとヘッドフォンのコードのプラグはラジカセに刺さっているのですが、20歳の子が持つヘッドフォンのコードは途中で切断されていて、中の金属の線が見えていました。

私:「何で切ったの?」

子:「えぇ・・・はさみで・・・」

私は理由を聞いたつもりでしたが、20歳の子は切った道具について答えました。
実はヘッドフォンのコードを切るのはこれで3度目です。
過去2回もラジカセが動かないことに興奮してしまって、ヘッドフォンのコードをはさみで切ったのです。
ちなみにラジカセも今までに2回投げて壊したことがあります。

知的障害を持つ子ですから、仕方ないのかなとは思うのですけど。
でも、
「いい加減にしろ!」
って気持ちも湧いてきちゃうのですよね。
まぁサンタさんにヘッドフォンを頼むことにしましょうか。

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