話ができないコーチ
先日の水泳の試合の帰りに、末っ子に言った言葉
「コーチにバタフライの練習もさせてほしいって言ってみたら?」
末っ子はコーチに切り出せずにいました。
他のクラスを受け持つコーチには話ができるようですし、かなり信頼しているようなのですが、
春に他のスクールから転任してきて、今受け持ってもらっているコーチにはどうしても話しづらそうなのです。
「コーチってただ一方的に教えるだけじゃなく、話を聞くのも仕事だからね」
私がこう言うと末っ子は
「いまのコーチは向こうから一方的に話してくるけど、こっちからは話づらいようにバリアを張ってる。ぐるナイで綾瀬はるかがやってた、とんとんバリアで防御してる」
この話を聞いた私は、このまま今のスクールに通っても無駄な気がしてきました。
そしてここから一気に移籍へと向かい始めたのでした。
場所の確認だけのつもりが
妻と何気にあるスイミングスクールに行きました。
このスイミングスクールは、妻のバイト先の同僚の子供が通うスクールで、以前から良いスクールだからと話を聞いていたところです。
ホントは場所の確認だけのつもりだったのに、妻がスクールの自動ドアを開けちゃったことで急展開し始めます。
「あの、○○スイミングの選手コースに在籍しているのですけど、一度体験入会だけでもできればと思いまして・・・」
私が受付でこう話すと、事務の人に変わってコーチが出てきました。
コーチ:「そうですか、ただ在籍されているスクールの許可と言いますか、話はされているでしょうか?」
私:「いえ、まだそこまで話はしていないのですが」
コーチ:「○○スイミングの××コーチをはじめ、かなりお世話になっていますので、話はしておいてください。ところでなぜこちらへ?」
妻:「△△選手のお母様と同じ職場で私が働いておりまして、良いスクールだからと推されました」
コーチ:「△△君のお知り合いですか!そうですか。では体験の日などは後ほど担当コーチから電話させますので、所属のスイミングの方に話だけは通しておいてください」
全く別の系列のスイミングスクールだとしても横のつながりがあり、スクールのコーチ同士もつながりがあるので移籍に対して慎重な態度をとると聞きます。
「おたくの選手がうちに体験入会の申し込みをしてきたよ」
みたいな感じで、近くのスクールでは情報が筒抜けになるものなのですが、今回訪れたスクールは距離はかなり離れていたのですが、それでもやはり横のつながりってあるものなのですね。
コーチのやる気でスイミングスクールは決めるべきです
この日通っているスイミングスクールへ行った末っ子は、スクールのトップに話しました。
「29日の火曜日に、◆◆スイミングに体験入会に行きます」
するとトップは
「◆◆スイミングのコーチからさっき電話があって聞いてるよ」
それだけしか言わなかったそうです。
もしこの時に
「移籍を考えてるの?何か思うことがあるならば話してみて」
みたいな感じで話してくれば状況も変わったかもしれないのですが、
「聞いてるよ」
だけで話が終わったために末っ子も、そして末っ子から話を聞いた私も妻も移籍する方が良いなと判断したのでした。
そうなのです、移籍の決断は私や妻そして当事者の末っ子の間では体験入会の前に決まってしまいました。
もちろんこの段階ではどこのスクールに行けるのかは決まっていませんけどね。
体験入会で訪れた◆◆スイミングはピリッとした緊張感と、選手コースでもコーチが水中に潜って指導するなどすごく熱心で、全く違った雰囲気でした。
12/1に◆◆スイミングから選手コースへの入会OKとの返事が電話でありました。
その際には
「OKだから必ずこちらへ移籍してくださいと言う意味ではありません。○○スイミングに残ると言う選択をしていただいても結構です。あくまでお子さんの意思を尊重してあげてください」
実は所属していた○○スイミングは11/30に退校していました。
その時にもスクールのトップは
「あっそう」
と言っただけ。
移籍が決まる前の退校と言う判断は間違っていなかったなと、心底思いました。