住宅ローンを全て返済したら-1 抵当権抹消と登記事項証明書

住宅ローンを全て返済したら-1 抵当権抹消と登記事項証明書

銀行から別日で封書が

住宅ローンを借りていた銀行のローンセンターから、9/3と9/5にほぼ同じ内容の封書が1通ずつ届きました。

 

住宅ローンを返済したために名実ともに私の持ち物となったマンションのはずですが、実はこのままではいつまで経っても銀行のモノになってしまう可能性があるんですね。

 

家を買うと登記簿に所有者が記載されます。

 

ローンを組んで購入した場合、登記簿にはローンを使って購入したことも記載されます。

 

いったいいくらのローンを組んだのかも書かれます。

 

どこからお金を借りて購入したかも書かれます。

 

そしてお金を貸した金融機関は抵当権というモノを設定します。

 

ローンを返してもらえなくなった場合に、金融機関が抵当権を主張をし言ってみれば家を取り上げちゃうって言う権利なわけです。

 

だから登記簿に記載されている抵当権を消してしまわなければいけないんです。

 

大手金融機関ですから、抵当権が残っていることを盾にして家を無理矢理取り上げるだなんてことは、どう考えたってしないですよ。

 

だってローンは本当に返したのですから。

 

でも司法の世界では登記簿に書かれていることが絶対なんですよ。

 

裁判に持ち込んだ場合、登記簿に書かれていることが正しいと裁判所は判断するのですね。

 

だからローンを返し終わったら、できるだけ早く抵当権抹消登記という手続きを行う必要があるのです。

 

銀行からの封書の中には、銀行が提携している司法書士に抹消登記を依頼することもできます、と書かれていましたよ。

 

でもその料金がけっこう高い。

 

うちはローン2件分の抹消登記ですから、司法書士に頼む場合も料金は2倍。

 

別に銀行側も絶対にこちらに頼んでくださいというスタンスではないんですよ。

 

でも法務局へ行って手続きするだなんて一般の人は面倒に思うから、司法書士の知り合いがいるという人以外は銀行に頼んじゃうでしょうね。

 

私はもちろん自分で行いますので、銀行への返信も自分でする方を選択して9/6にポストに投函しました。

 

抹消登記に必要な書類が送られてきました

 

10日ほどたった今日、銀行から2通の封書が届きました。

 

抹消登記を行う際に必要な書類が入っているのです。

 

登記済証
抵当権解除証書として弁済証書(解除証書、放棄証書など)
登記識別情報のコピー
資格証明書として代表者事項証明書(登記事項証明書)
代理権限証明情報(委任状みたいなもの)

 

こういったものがそれぞれ2通ずつ送られてきました。

 

家族だと戸籍謄本を見れば家族構成など全て分かりますが、家の場合には登記簿謄本(

登記事項証明書)を見ることになります。

 

普段使っている住居表示と違って地番で書かれているので、これを契約書などから調べます。

 

昔は法務局へ行って登記簿謄本を取っていたのですが、今ではパソコンを使って家で登記簿謄本の閲覧ができるんですよ。

登記情報提供サービス
※なお今は登記簿謄本とは呼ばずに登記事項証明書と言います。

 

ただマンションの場合には注意点が。

 

土地の登記簿ではなく建物の登記簿を取ってくださいね。

 

私は知らずに最初土地の登記簿を取ったのですがこれは全然意味がありませんでした。

 

それと建物に関してはマンション一棟で登記されているのかと思ったら、区分所有になるので部屋ごとに登記されているそうです。

 

つまりは登記事項証明書建物の全部事項証明書を取れば良いと言うことですね。

 

それにこのを全部事項証明書を参照すると抵当権の設定状況なども全て分かります。

 

うちの場合は知らないあいだに抵当権者の名称変更が記載されていました。

 

銀行でお金を借りても銀行が直接抵当権者にならず、保証会社などが抵当権者になることがほとんどなのですが、合併などによって保証会社の名前が変わることが多いんです。

 

そういったこともきちんと反映されていました。

 

何枚か不必要な登記事項証明書も取ってしまいましたが(無駄遣いしてしまった)無事に取れましたので、いざ抹消登記に必要な書類を作っていきたいと思います。

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