長男の引っ越し
うちの長男は20代半ばで働いていますし、部屋を借りて住んでいます。
若いですし遊びたい盛りでしょうから、ごくごく普通なことです。
ただ借りていると所がルームシェアの一軒家なので、完全なプライベート空間というわけにはいきません。
さすがにホントに一人で住みたくなったようで、今のルームシェア物件の近くに家を借りるそうです。
それで私に保証人になってほしいから印鑑証明を取ってきてほしいと電話がありました。
面倒くさいですよね、この手の証明書類を役所へ取りに行くのって。
でも今って、マイナンバーカードを作っておけばコンビニで発行できるみたいですね。
でもなぁ、その他に使い道がなさそうなマイナンバーカードを作るメリットってあります?
役所で証明書類を発行してもらう必要って、普通は年に1度もないですよね。
もっと役に立ちそうな何かがあればマイナンバーカードも検討するのだけど、今の時点では不必要ですものね。
役所へ行って印鑑証明を貰ったあと、すぐに子供にメールを送りました。
じゃあ明日取りに行くよって返信があったので、ごちそうでも作って待つことにしよう。
長男が帰ってきて近況を報告しあいます。
妻は長男にしきりに彼女のことを聞いています。
やっぱり気になるようですね。
ついでに賃貸契約書や保証会社へ出す書類に署名捺印をして、それを長男に手渡しながら
「お前ギリギリやぞ」
って言うと長男は何のことだか分からずポカンとしています。
「会社名を書けるのがあと数日しかないからね」
「え?」
「あと数日で退職するんだ。今は有給休暇消化中だからな」
「そうなん?まぁ、とりあえずはおめでとう、かな?」
今のところはまだ会社に所属しているので、契約書などに書いたことは嘘じゃないですからね。
長男は翌日不動産屋へ書類を提出して、その日の昼過ぎには私宛に保証会社から電話がかかってきました。
でもよくよく考えたら、私が連帯保証人になって賃貸物件を契約してるのに、なぜその上保証会社との契約が必要なんだ?って思ってました。
なので保証会社からの電話の時に聞いてみると、今は連帯保証人プラス保証会社との契約が増えている。
賃借人(長男)が滞納するケースが多い、連帯保証人とも連絡がつかなかったり返済能力が無いケースも多い、なので保証会社の利用を条件とする契約が増えています。
要約するとこんな感じでした。
でも
保証会社との契約によって、賃借人の金銭的負担が増えているのは正直納得できないのですが・・・
それから数日後、長男から退職祝いのお刺身セットが送られてきました。
以前は気が利かない子供だと思っていたけど、親の心配をよそに成長し続けているんだなって何だかホッとしました。