送別会

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挨拶もなく退職届を出したのだけど

会社に退職届を出した後、メールや電話が殺到しました。

本当はありがたいことなんですよね。

挨拶もせず退職届を出して、あとは全くなしのつぶてなのですから。

逆の立場だったら、よほど仲の良い人ではない限りは

「挨拶もなしに辞めたのか、礼儀も知らないんだね、年だけ重ねてるのに」

って思うのが当たり前な状況なのですから。

でも私にすれば、とにかくこんな会社とは早く縁を切りたい。

そして一刻も忘れたい。

こんな気持ちでいっぱいでした。

だから同僚たちとも会いたくないと言う気持ちが勝っていました。

こんな気持ちから、携帯のメモリーからは数人の同僚を残して消し去りました。

そして登録外は着信拒否の設定にして、メールアドレスは指定受信にしました。

そのメモリーに残してある同僚から、送別会を開きたいのだがとメールが届きました。

実は送別会などは嫌だからと言っていたのですが、かなりの人数に会社で詰め寄らてたそうなんです。

それで困ってメールしてきたわけですが、私はやっぱり送別会と言うものは開いてほしくない。

ただ普段から飲みに行っている人に挨拶もなしで去るのはさすがに心苦しいから、いつものメンバー限定なら私も喜んでいくよと返信しました。

そこで開かれたのが私を入れて6人の小ぢんまりとした送別会です。

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形式だけの送別会なんていらない

今まで30人前後が集まる送別会に幾度も顔を出した経験があるのですが、主賓である去っていく人とあまりしゃべられないんですよね。

でも今日の送別会ではじっくり皆と喋ることができました。

今まで黙っていた会社に対する思いや考えも、同僚たちに対する思いもすべてを。

私に対する思いも、皆が心の底から喋ってくれました。

そして

「Takashiさんが退職してからもこうした宴を開きたいのですけど・・・顔を出してくれますか?」

最後に同僚に言われたこのセリフが心に響きました。

それまでの

“違う世界に行っても頑張ってください”

“Takashiさんなら何をされてもきっと成功します”

こんな決まりきったセリフを聞いてもピンとこなかったけど、さすがに顔を出してほしいって言われたときはジーンときました。

決まりきったような送別会なんて意味ないですね。

同じ部署にいたから来てくれって幹事に言われて、仕方なく行く送別会はホントに形だけですよ。

やっぱり送る側も送られる側も、双方が納得できるメンバーだけで開かなきゃ意味ないですよ。

久々に気持ち良く、おいしいお酒が飲めた今宵は、退職届を出してちょうど1か月となる日でした。

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