退職届を書く
帰宅してから会社へ返却する物品があるかを確認しながら、見当たらないものを探しまくっているうちに夜中になってしまいました。
明日はついに退職届を出すのに・・・
「あっ!退職届書いてないや!!」
それで慌てて机に向かって退職届を書き始めた私。
退職届とか辞表って、普通なら便箋に長文をしたためる感じですよね。
それで便箋を入れる封筒に縦書きで「退職届」と筆ペンか何かで書くイメージがありますよ。
ところがうちの会社の場合ですが、どんな届出であろうと同じ定型の用紙を用います。
大きさはA5ですから、一般的に良く用いるA4用紙の半分のサイズです。
表題のところに「名札紛失届」とか「有給休暇取得願」って書くその同じ用紙に「退職届」と書くのです。
届けを出す日付と私の所属部署名と社員番号と氏名を書く。
「私はこのたび下記の理由により」まで印刷されてあって、続いて「○月○日をもって退職いたしたくお願いします。」と書く。
次の行には「理由」とあって、続けて「一身上の都合」と書けば出来上がりです。
※見本の用紙をアイキャッチ画像で使おうかと思いましたが、どこの会社だかバレるのでそれはやめました。
本当にこれだけなんですよ、うちの会社の退職願って。
こんなの書くのに5分もかかりません。
実感がわかない退職届
本当は一般的な退職願と記した封筒を、所属部署のトップかナンバーツーに叩きつけてやって
「お前らのお望みどおりに、こんな会社辞めてやるよ!」
って言えたら良いのに、なんて考えていたのですけどね。
A5の小さな届出用紙ですよ。
名札を失くしたとか、休みをくれって時に出す用紙と同じですよ。
たぶんね、退職届を書きながら入社以来の出来事が走馬灯のように頭の中を駆け巡る、っていうのが一般的な退職届を書く時のイメージですよ。
全然そんな感傷になんか浸らなかったですよ。
会社への返却物品のリストを見ながら確認していた時の方が、まだかなりいろいろな思い出が頭の中を駆け巡りました。
さっさと書いた小さな退職届をクリアファイルに挟み、そのクリアファイルをメッセンジャーバッグに入れて準備完了。
「明日で最後だな」
と布団の中で思いながら朝まで過ごすのかと思ったら、目覚ましが鳴るまで爆睡していました。